朝日新聞から「前衛」広告が消えて久しい。
毎月、共産党の基本的見解をかいつまむにはちょうど手ごろのよい宣伝媒体だったのに、毎日「赤旗」を読んでいる人々には気づかなかったのかな。およそ選挙を棄権しない人で「前衛」が日本共産党の理論機関紙だと知らない人がいるだろうか?
「前衛」は党内では使用禁止用語にまで成り下がってしまったのだろうか。ボキャ貧政党が使用禁止用語集を作っていては、ボキャ貧に磨きがかかるだけ。敗北宣言を自分の言葉で語らずメモを棒読みするような候補者を擁立しても供託金のむだである。
うーん、やっぱり痛いぞ、「前衛」広告の廃止。他に代わるものがあればいいが見当たらない。
宣伝戦(情報戦)の死活的重要さはイラク戦争を見ずともわかるはずとおもうのであるが。無党派層が増えている御時世なのに。
保守政党が「改革」を語り、革新政党が「現状維持」を訴える中で、市民派は10項目程度にビジョンを打ち上げ高い得票を得ている。
「住民が主人公」「自治体らしい自治体」「暮らし優先」などのピンボケスローガンでは「二人は永遠の愛をちかいあったのです」ぐらいに何もいっていないのに等しい。行政サービスの向上や労働条件の改善について訴えたい気持ちを理解できる人は少なかろう。具体的提案をぶちあげると「共産党は何も実現できていない。」という類の攻撃がおそいかかってくるのを恐れているのか、、、、今からでも遅くはない。正すべきことはただし、改善すべきところは改善していく。選挙戦を含めた大きい闘争はこれからである。