いえいえ、返事が遅れたのは私も同様なので、気にしていません。
私は、獏さんの文章の中で、「革命」という単語が目をひきました。
獏さんの文章から察すると、革命とは特別の物という考えを持ってるのかな、と思いました。
でも私は、どちらかというと、無限に続く少しづつの変化が革命なのかな、と考えています。
ベルリンの壁の崩壊のような、ど派手な出来事ももちろん革命ですが、民主主義ってやっぱり基本は地味な物だと思うのです。
地方選挙で共産党が惨敗したのは、色々原因が考えられますが、私はやっぱり政治と国民の距離が、根底にあると考えています。
石原都知事や小泉首相が人気があるのは、なぜでしょうか。
私は、国民が政治家に「何とかしてよ」というスタンスを持ってるせいだと考えています。
「手綱を取る」のでなく「下駄を預ける」というスタンス、これが非常に悪いと思うのです。
そのスタンスを持ってる人達にとって、石原や小泉のような…とりわけ石原のような、「よっしゃ、まかしとけ」というリーダーシップの持ち主は、すごく魅力的に映っているのではないでしょうか?
これは共産党に求めて良いのか分かりませんが、「政治の腐敗は政治家の腐敗じゃなくて、有権者の腐敗」ということを、これからは伝えていかねばいけないんじゃないでしょうか。
「自民党の国民いじめ」と、政治家の責任追求は正しい事と思います。
でも一方で、政治に対して楽をしたがった国民の罪を、あえて言わなかったのはどうなんでしょう。
それを言ったら、大きな反発を受けるとは思います。
でも、この問題を抜きにして、楽をしたままで良い政治が行なわれるとは、とうてい思えないのですが…