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パトスの知

2003/4/20 ふみ、40代、自営業

 皆さんは、ロシア革命の頃のポスターを見たことがありますか・・・ロシア革命のポスターを見たものの多くは、その素晴らしさに声がでないほど、感激するはずだです。
 20世紀初頭、革命を前後したロシアは、政治の前衛であった事は広く知られているが、アートやデザイン、建築などの運動においても前衛であった事は日本共産党の周辺ではあまり知られていない。周辺とは、日本民主主義文学同盟や日本美術会、新日本建築家技術者集団などを始めとした団体をさしているのだが、彼らは、革命のアートやデザイン、建築などの運動は、社会主義レアリズムであったように歪曲して伝えている。
 このロシアでのアートやデザイン、建築の運動などの構成主義を中心とした運動をロシアアバンギャルドというのだが、この運動は、スターリンの横暴の中で処刑され、追放されて多くはアメリカに亡命していって、現在のアメリカンアートを築いていった歴史がある。
 スターリン主義の中心には、ロゴス中心主義というテーゼが隠されていると思う。最近、日本共産党もやっとデザイン的に変わりつつあるポスターやチラシのデザインだが、その反面、いまだに今一生懸命施工している党本部の建物のダサいデザインを見てがっかりしているのはわたしだけではないだろう。私だったら、デリタのディコンストラクションの思想を建築に移植した現代マルクス主義の建築家のピーターアイゼンマンに依頼するだが・・・