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僕は最近、日本人をやめたいと思うようになってきた。
文化的に我が国日本は世界に誇れる素晴らしい国であると思っているし、文化の面においては自分が日本人であることを誇りに思っている（当然、日本の文化が他の国々のそれよりも優れていると思っているわけではない）。
しかし、この国の社会は腐りきっている。
日本国土における公共事業はもはや飽和状態であるにもかかわらず、未だに人民の血税を大型開発に注ぎ込んでおり、他方では福祉・社会保障はますます切り捨てられている。
ところで現在の老人達は激動の時代を生き抜き、現在の日本の基礎を作り上げてきた。僕が今こうしてパソコンを用いてこうして己の意見を表明することができるのも、彼らのお陰である。
そんな云わば恩人に対し、恩を仇で返す政治を行っているのが自民党をはじめとする数々の政党である。
天に唾を吐くとはまさにこのことだ。
また、日本政府はアメリカの言いなりになって不当なるイラク攻撃に賛成し、忠犬ポチとなってしまっている。
それはそれとして、さらに許せないのは米兵による犯罪によって日本国民が被害を受けたとしても、日米地位協定を根拠として犯罪者であるところの米兵を告訴できないことだ。
日本国内で行われた犯罪であっても、その犯罪者を法的に拘束することが出来ないのだ。
日本政府はこうした状況を改めようとするのでもなければ、怒りを覚えるわけでもない。
ただ笑ってそれを見てみないふりをしているだけだ。
我が国の保守陣営は果たして何を保守したいのだろう。
僕には彼らはただアメリカの臣下であるところのこの日米同盟を維持したいだけであるように思われてならない。
いっそのこと我が国はアメリカに対し臣下の礼をした方がいいのではないだろうか。
僕は、自民党による馬鹿馬鹿しいバラまき行政が行われ、人民の暮らしは切り捨てられ、アメリカの幇間となっているこのような国、日本に嫌気がする。
僕の思想的な立場は当然弁証法的唯物論者ではあるが、ある種のニヒリズムを抱かざるえない。
このような国は無くなってしまえばいいとさえ思われるし、日本人に生まれたことを不幸にさえ感じられてくる。
こんな国に誰がしたのか。
付記
まずは東京都民をやめることにします。