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一般投稿欄

共産党に思う事

2003/4/23 高弘、30代、会社員

 共産党は、旧社会党や現民主党をしのぐ潜在能力を秘めていると思います。
 侵略戦争に反対した唯一の政党であり、一貫して大衆側に立った政策を掲げてきました。
 他の政党が、自民党に擦り寄る翼賛体制となる中、革新政党として常に自民党と対決姿勢を取り続けてます。
 しかし支持率は、低迷していますね。
 選挙でも負けっぱなしです。何故でしょう。
 民主集中制という名の執行部の独裁に原因があると思います。
 共産党の姿勢に共鳴しても、これがある為、良心的な人や自己主張の強い人に門戸を閉ざしています。
 優秀な人でも執行部批判をすれば、駆逐されてしまうのも問題です。
 日本では、自民党がずっと与党のため、実利を求める優秀な人材は、みんな自民党に流れてしまうのです。
 若手を入れ優秀な人材を取り込まないと、これ以上党の発展は望めないでしょう。
 しかし本当に問題なのは、選挙で勝てないという事でしょう。
 国民からの拒否度も公明党と1、2位を争っている状況です。
 選挙戦略のまずさから、勝てる選挙も随分落としています。
 他党と選挙協力もしないので、批判票が分散して各個撃破されています。
 こんな選挙を、戦後ずっと続けてきたのもいただけません。
 自民党に対しての批判票が、すべて共産党に流れ込む状況を作り出す必要があります。
 とりあえずどこに投票しようか、と考えた時まず思い浮かぶのは、多分民主党でしょう。
 その後に社民・自由と続き、やっと共産党が、出てくるのではないかと感じます。
 党の方針を前面に出しても一般の人間は、理解するのは難しいと思います。
 そのためには、分かりやすい言葉で語り、相手を共産党の土俵に引きずりだす必要があります。
 共産党に必要なのは、他の政党や世論を上手く利用する抜け目のなさだと思います。
 選挙というのは、要は勝てば良いのです。
 選挙民が一番求めるものは、安定した生活なのです。
 思想や信条は、2の次、3の次です。
 与党になれば予算を自由に使えるようになります。
 政権に入り蓄財をしないと、慢性的な資金不足に陥いるので、保守陣営とまともにやり合う事できなくなります。
 共産党の利益と支持者の利益を一致させれば、今よりも、もっと力を発揮する事ができるはずです。