私が名指しされてはいませんが、タイガーマスクさんの投稿は私の意見に対してのものですよね?
あの、それにしてはあまりに私の意見が反映されてないんですけど…
「公的なものが良いもので私的なものは悪いもの」
「民間企業は金儲け主義で、お金の為に悪いことをするが、公営・国営なら利益を追及しないから良いといった図式」
私はこうした趣旨の意見を書いたつもりはないんですが。
私は逆に聞きたいのですが、タイガーマスクさんは、「医療だけでなく現在の民営化論の背景には、悪化した財政事情がある」という考えは持っていないのでしょうか。
また、病院を株式会社化することによって、とりこぼされる物が出てくるとは思っていないのでしょうか(前回書いた採算面のことや、人口密集地ではサービスが向上するが、逆に過疎地では無医村が増えるなど)。
私が問題にしたのはこれらの点なので、それを無視して勝手にレッテルを貼られるのは、困ります。
政府や自治体は税金を取る以上、社会保障を充実させる義務がある、と私は思います。
民の力が及ばない所、取りこぼされるけれど必要なものってあるでしょう?
今の民営化論は、そのエリアにも及んできている、と私には思えてしょうがないのです。
その原動力になってるのは、やはり政治が作った借金で…
その借金がどういう経緯でこんなに巨大になってしまったのか、そこを無視して民営化しようというのは、私はやはり悪質だと思います。
それと、「個人医院の方が親切丁寧」との意見でしたが、私自身はあまり複数の病院にかかったことがないので、個人的な感想は言いかねます。
しかし思うのですが、それは組織の大きさの話であって、株式会社化とはちょっと趣旨が異なるのではないでしょうか?
硬直した大組織の歯車になって働くより、良い意味で自分本位にやれるほうが幸福で、という話に思えるのですが。
ちょっと考えたのですが、総合病院に対するアンチテーゼとして、個人医院の集合体で共同体医院を作るというのは、どうでしょうね?
総合病院はピラミッド状の組織になっていますが、横一列の組織で大病院を作る訳です。
各個人医院には、横の連係が欲しいところですから、イントラネットで情報がやりとりできれば…
こういうあり方は、株式会社化とは関係なく実現できると思うのですが。
あと、「全医師を公務員」という考えは、私はもっておりません。