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日本共産党のいっせい地方選挙の敗退

2003/4/30 ぶどうちゃん、40代、会社員

 いっせい地方選挙の後半戦は相変わらず自民・公明党が前半戦に続いて躍進しました。
 日本共産党は前回の議席を大きく後退しました。八尾市議選では2期目挑戦の現職の田中ゆう子が前回と同じく上位で当選しました。これは日常的な市会議員の活動が効いていると思います。反面、四条畷市では共産党の議席が4から1、堺市や守口市などで大きく後退しました。これは、党の路線転換や柔軟路線が昨今の厳しい内外情勢や住民の要求にこたえられていないためと考えられます。門真市は市民派候補の戸田ひさよしと部分的な議題(合併反対や戸田氏の懲罰問題)で共闘したために議席増を勝ち取りました。
 社民党は共産党から「日本の社会民主主義は終焉した」と豪語されていました。大阪では現職2氏と新人1名と微減になり、共産党よりも前進しました。市民派候補は、門真市の戸田ひさよしがトップ当選をしました。戸田氏は、インターネットを中心にインターネットによる市政報告が市民から共感を得られました。
 そのほかは高槻市では25歳の新人のののうえ愛が2位で当選しました。ののうえ氏は高槻市の情報公開の拡充や女性の社会進出・男性の地域参加・家庭参加を支援・促進、子ども・高齢者・「障害者・児」「外国籍住民」などの、すべての人権の擁護を公約にしてインターネットや日常的な宣伝をして市民からの共感が得られました。
 東京都世田谷区議選で、性同一性障害(GID)を持つ上川あやさん(35)が「多様性が認められる過ごしやすい社会の実現を」と訴えて当選ししました。
 上川さんは、身体的にも戸籍上も男性ですが、1998年、医療機関で検査を受けGIDと診断されました。告示日には「女性」と記入した立候補届が区選管に受理されました。上川さんは、区内をを回り、GIDへの理解や社会的弱者の生活環境改善を訴えた結果、当選につながりました。
 大阪・高石市長選挙は前市会議員の阪口伸六氏が現職を破って当選しました。坂口氏は堺市との合併に反対をして市民グループに依拠した選挙戦をたたかいました。
 私は共産党の選挙活動が滅私奉公的で「暗い、ダサい、かたイ」スタイルで通したために今回の大幅減になったと思っています。