長壁様
自分へのご意見及びご指摘いつもありがとうございます。
自分は、党員ではありませんが、「党員用討論欄 」にもお書きいたただき厚く御礼申し上げます。
また、お返事が遅れましたことをお許し下さい。
先の「石原総理を米国が攻めた時..」自分の過激な(笑)比喩ですが、「自分が大嫌いな石原だからと言って米国が攻めてもいいと言う理由にはならない」という意見を少し極端に書かせていただいただけのことです。
でもご安心?下さい。
自分は石原慎太郎氏もそうですが、それと同じ位、いや、北朝鮮の利権を得るために金正日と握手し、ブッシュの忠実なパシリを実行して恥を知らぬ小泉純一郎首相はそれ以上に唾棄すべき相手と思っています。
あんなに高かった支持率の時でも自分自身は「偽善者」と彼を評していましたから。最近、「化けの皮」が剥がれてきたようで何とも愉快ですが、ドサクサに紛れて「有事立法」の成立を目論んでいるようなので、警戒を緩めてはいけないと感じています。
ところで、長壁様のご意見でちょっと気になるのは、やはりフセイン(北朝鮮では金正日)の圧制に対する評価がやはり「甘い」のではないかと思われます。
お書きになっていますが、確かにイラク国民はフセイン体制の元で食べて生きられて来たのは事実でしょう。餓死者が続出の北朝鮮国民よりははるかにマシです。しかし、フセイン政権に異端を唱え、反対をすれば即刻、悲惨な結果が待ちうけている事実は国際アムネスティ・インターナショナルなどの報告からも明らかにされています。つまり、政府のやることに黙々と従っていることだけが生きていける社会なのです。
もし、イラクで「さざ波通信」のような書きこみをしたら即刻、刑務所送りでしょう。
ましてや、かつてフセインはクウェートに侵攻している「前科」もあるし、同族で政権を独占している彼を、自分はとても長壁様の言われる「田中角榮クラス」などというような人物ではないと思っています。むしろ、日本で言えば、東條英機クラスと言ったほうが近いと感じます。
そう言う意味でもフセインは許せないのですが、だからと言って米国の行為は絶対に正当化できないとの考えは全く変わりません。
独裁国家など山ほどあるのに、米国の言いなりにならない国だけを「民主化」するとほざいているのですからお話にもなりません。
ただ、長壁様のご意見を拝見していますと「あまりフセインや金が悪いと言うと米国側の思うつぼになるだけではないか」と受け取れるフシもあるのですが、どうなんでしょうか。
自分は何度も言いましたが、「悪いものは悪い」ときちんと指摘することが一番大事ではないかと思っています。その結果、米国に有利になったとしてもそれはまた別の問題でしょう。
イラクや北朝鮮から見れば米国は圧倒的な強者です。
しかし、国内に目を転じて見た時、サダムフセインや金正日はこれもまた、一般国民から見たら圧倒的な強者なのです。
こうした弱者からの視点を持てば、贅沢三昧の金政権を擁護する気にはとてもなれません。
自分は、かつて中学生時代に北朝鮮の朝鮮中央放送のプロパガンダ放送にすっかり「洗脳」させられてしまった過去があり、深く反省しています。
好きな言葉は、カール・マルクスの「すべてを疑え」なのですが、彼の言う通り、マスメディアの報道には眉唾を付けています。
もちろん、マルクスに対する評価もこれに当てはまりますが。