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いつまでたってもトロさんへーーさざ波通信からみた共産党

2003/4/5 長壁 満子、金融

 2年あるいは3年ほど前だったでしょうか。私がそれまでの日曜版から日刊紙に切り換えて間もなく、しんぶん赤旗紙面に「さざ波通信というホームページに投稿するのは、邪道(こんな表現ではなかったのですが)に組することになるので、しない方がいい」といった牽制の臭いがする忠告がのりました。私はこのとき、なかなか、元気のいい人がいるのだなと思うと同時に、党の度量のなさに情けなさを感じました。即、「内容等を紹介もしないで、上からおしつけるような物言いはおかしのではないか。党員一人一人が判断するべきことではないか」と言った意味のことを党中央に、ファックスしたのでした。
 そして、今、私は、過去も現在も、党ならとても採用されないであろう、自由な意見をさざ波が救い上げてくれること、そして、また、党も一部、見ている人がいる・・ということで、どなたかが書かれていたが、共産党の度量も少しは大きくなったのかと、見直す思いでいたのでした。
 さて、トロさんご紹介の「悪口記事」を早速、みつけました。「さざ波通信」と称するインターネット上のホームページにおける党攻撃についてーーと題して、インターネットの「さざ波通信」と称するホームページを見た人から「とても党員の意見とは思えない」「党としての見解を、きちんと公表する必要があるのではないか」などの意見が寄せられています。・・この「さざ波通信」なるものは・・・その実態は、日本共産党に敵対する立場に立つものです。

 --で、このホームページを見た人は、なぜ、さざ波に批判をよせないのでしょうか。党にちくるようなことをするのでしょうか。幹部の方でしょうか。一般党員でしょうか。また、ちくられた党は、どこまで検証したでしょうか。党内で議論をしたでしょうか。あるいは、さざ波を多くのかたが評価していることも、事実です。批判も、賛同もあるはずです。得体のしれない人間がやっているらしい・・と、マイナスの意見のみを公表して、さざ波を貶めるようなやり方は、共産党にとっても、マイナスだと思いますがいかがでしょうか。
 また、ここでは、個々の投稿メールには言及していませんが、編集部の「不破指導部の右傾化路線批判」に言及。党の根幹部分ですから、痛い指摘だとおもいますが、何も、編集部の意見が100%ただしいわけでもなく、不破指導部の意見が200%正しいわけでもないのではないでしょうか。双方で意見の交換が必要ではないのでしょうか。それに、「正論」や「潮」を批判するのはわかりますが、同じ論調でさざ波をみるのはどでしょうか。
 共産党がいついかなるときでも、正しいと考えることができない人が、このさざ波に参加していると、おもいます。また、私もそうでしたが、党に堂々と意見をいっても、いっても、通り一遍の答えか無視程度・・では、議論の深まりも期待できません。
 共産党を支持しながら、異論がいえない党の硬直ぶりを、緩和する役目になっているのではないでしょうか。
 かつて、私は、綱領改定のとき、意見がいえるということで、2000字内の論文を提出しました。そのとき、約350名の原稿が集まり、7,8割が党に対する建設的な批判論文でした。自衛隊容認論、国旗・国家法などに意見が集中していました。この意見も、実に狭い範囲内での扱いで、地方の友人は手に入らないといってましたが。
 さらに、おどろくのは、支部の誰一人、私の原稿に言及してはくれないことでした。そういえば、先日、はじめて、支部の人にさざ波のことをいったのですが、この存在をしりませんでした。なぜ?????
 といったように、なにかしら、個別の意見とか、党以外の論調とかは、全く、聞く体制にないというような空気なのです。
 何が言いたいかといいますと、ただ、ただ、残念なのです。そりゃあ、金太郎飴でないさざ波は、共産党にとっては、眼の上のたんこぶかもしれませんが、視界が困難になる体験も、ときには、必要ではないでしょうか。
 以前某集会でも、私に「反共ではないのか」と言う人がいましたが、批判すると、即反共となる体質、そう思う金太郎飴的思考が怖いです。なぜか、私の発言は、多くの賛同もありましたし、今現在、赤旗に名を連ねている先生がたのなかには、支持してくださるかた方もいらっしゃいます。
 まあ、でも、おかげで、これで、さざ波も、認知度がぐっとあがりましたよ。私も、せっせと、ピーアールしていますし・・あとは、中身で勝負でしょう。