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一般投稿欄

和田秀樹氏の主張

2003/5/2 おくびょうもん、60代

 和田氏は、和田式受験指導で一家を成し、これに甘んずることなく、精神医となり、これまたこれに満足せずに、独自の観点を持つ提言家として成功しつつある。
 コメンテーターのほとんどが、現在の共産党の政策を無視する中で、和田氏の今回のコメントは、共産党の政策に好意的なものとなっている。彼の柔軟なコメントを紹介します。一読されたい。
  http://www.hidekiwada.com/contact/

以下には、さわりだけを引用

 ついでにいうと共産党も押さえ込むことができる。27日の地方選挙の結果は私がエッセイを書いた時点でははっきりしていないが、前半の選挙の際には共産党の地方議員は3割もへった。北朝鮮アレルギーが原因と分析されている。実際は北朝鮮を積極支持していたのは社民党で、共産党は反新左翼の立場から、それほど北朝鮮に肩入れしていなかったのだが、昔の日本人妻を北朝鮮に送った当時は共産党が主導であったこともあって、また現在の社民党が崩壊状態だということもあって、共産党が徹底的に槍玉に挙げられている。
 しかし、たとえば高齢者福祉政策一つとっても、施設介護の重要性を強調しているのは共産党くらいしかないし(特別養護老人ホームの3年待ちというのは、介護保険が明らかな詐欺であることを示している)、学力低下についても最近共産党は文部科学省のゆとり教育を批判し始めている。経済政策にしても、いったん消費税を減税することは、意外に有効かもしれない。ただ、在宅介護中心にして、日本の中高年の労働力を弱体化させることも、ゆとり教育で日本人を愚民化することも、日本経済が立ち直って中流階級が維持されることもアメリカの国益にかなわない。
 共産党が選挙で負ければ、民主党は共産党と逆の政策を採用する。つまり、在宅介護路線、ゆとり教育路線、直接税の減税と間接税の増税。要するに北朝鮮を飼い殺しにしておけば、共産党的な政策が闇に葬られるために、日本の弱体化が進む(私は共産主義者でないし、日本が共産主義国家になってほしくないが、今の政策面では共産党のほうが妥当だといっているだけで、おそらく共産党の主張するやり方のほうが当面は日本を救うと考えている。共産党が選挙に負けるのはいいが、民主党が彼らの政策を利用しないことが問題だと考えているのだ)。

 なお、私は、今回の和田氏の主張を呼んで、本欄の本間氏の主張(不審船撃沈事件は謀略なり)が理解できた(その真偽は別として)。