経営が苦しく、本掲示板の意義も見失いかけ、また中小零細企業の自立的な運動に興味を持ち、昨年10月以来本掲示板から遠ざかっていました。
昨年の8月に新社会党を離党したichitakeです。
本掲示板から遠ざかった理由がすべて解消されたわけではありませんが、少なくとも経営が少し持ち直したことをきっかけとして、ちょっと参加する気になりました。
今回は統一自治体選の結果と小泉の高支持率を踏まえ、わたしが目指すものについて書いてみます。
統一自治体選における共産党や社民党そして新社会党の敗北は、やはり多数派戦略ー思想の欠如ではないでしょうか。
多数派結集の根幹をなす課題は、安心希望、官僚国家の廃止ではないかと思います。
イラク戦争反対は、それ自体間違っているわけではないと思いますが、国民多数の支持を得る分岐ではなかったと思います。
それは、今、問題になっている有事関連法案も個人情報保護法も同じです。
昨秋の共産党の4つの緊急要求も、枠組みは間違っていないと思いますが、共産党自体の中に最重要課題としての位置付けがなく、特に各種の選挙においては埋もれてしまっています。
単に戦術的な共闘としての思いつきにとどまっていますので、広がらないのだと思います。
真に政治路線とし党の体質を変えるものでなければ誰も信用しないということでしょうね。
左翼と民主勢力が、国民の中の前衛であったり先鋭な部分であったりしている限りはー実は独りよがりなのですがーこの壁は破れないのではないかと思います。
このことは肝に銘じて自戒せねばなりません。
自公保政権および官僚と国民の間に、どこで線を引くのか、ここに政治の根幹があります。
左翼と民主勢力は、常に自分たちが少数になるところに線を引いています。
したがって、左翼と民主勢力は永遠に勝てませんし、仮に勝利するときにはその時点で非民主的な存在にならざるをえません。
選挙で「勝つ」ことは重要ですが、それ以上に重要なのは「どのような内容で-国民に近づいて-勝つ」かということだと思います。
この構造を変革してゆくことが、わたしの課題だと思います。
その根幹をなすものは多数派戦略であるわけですが、これは戦略というにとどまらず民主主義の思想そのものだと思うのです。