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にわとり頭さんへ>貴重なご意見

2003/5/25 大鷹、労働者

 にわとり頭さんのご意見読みました。(5/4、5/10、5/20)
 わたくしは党員ですが、あなたのご意見には賛成するところとそうでないところとあります。
 さざ波においても、党員も党員でない人も、日本共産党にはもっと力を発揮してもらいたい、そのためには、党運営において、社会との関係において解決しなければならない多くの問題がある、との立場から論じられているように全体としては受け止めています。もちろんその方向性についてはそれぞれですが。
 わたくしも、さざ波に投稿していることでわかるように現在の日本共産党について抜本的な改革が必要だと考えている一人です。
 あなたのご意見も含め党内外の意見を率直に検討し大胆に反映させなければなりません。貴重なご意見をありがとうございました。
 わたくし自身の意見を少しつけくわえれば、日本共産党を絶対視するつもりはありません。党員として数十年やってきましたが、基本的には日本の政党の中でなくてはならない役割をはたしてきたと考えていて、悔いはありません。これは、党に問題がなかったとか、これからも従来の延長線でいいとかということでは全くありません。問題は逆です。
 日本共産党とは、本来、民衆の利益と平和と民主主義のために活動しようという人々の自主的な団結のための結集体であって、「特別な存在」でもなく、まさに民衆そのものの集まりです。「選民思想」「一般国民は救われるべき哀れな存在」「科学的社会主義で全てが解明できる」などといった考え方には立っていません。
 しかし、そのように受け取られる問題を抱えていることも否定できないと思います。これは、共産党だからそうなりやすい(したがって、自戒を日常的に厳しくすべきです)という面と、日本社会の問題点(たとえばムラ社会、集団主義的傾向、自主性の欠如、付和雷同性など)と共通する面と両面あるように感じています。
 わたくしは理論家ではありませんのでこれ以上の分析はできませんが、日本共産党だけでなく自民党、民主党、社民党、自由党などの国会議員・地方議員や役員とも日頃一定の接触がありますが、政党・政治の民主化の問題は民衆自身の問題でもあることを痛感しています。
 そういう意味では、にわとり頭さんと、立場は違っても共通する土台はあると感じています。