まず、米英の今回のイラク先制攻撃の目的は、①イラクの大量破壊兵器開発阻止、②イラクの他国への侵略阻止(テロ組織との連携含)、③イラク国民の人権抑圧解放等でした。
しかし私は、①・②については武力行使でなく国連も言ったように「査察継続(あと数ケ月)による平和解決」により可能性が十分にあり、③についても大量虐殺のようなことは起こっていないようだし、少なくとも「査察継続」の間は人権抑圧もひどいことはできないであろうと思いました。
そこで、このような状態において米英が先制武力攻撃して戦争となれば、結局罪なきイラク国民(特に子供、老人、女性等弱い立場の人々)が犠牲(戦闘長期化、アメリカの劣化ウラン弾・クラスター爆弾使用、イラクの化学兵器使用等の場合は甚大)となるだけであると考え”人の命や健康 ”を優先し反戦行動(前回投稿参照)をとることにしました。
戦争支持・容認は、戦争の犠牲者の命や健康(劣化ウラン弾の場合は一生)を無視、軽視してしまうこと(感受性の低下)から発生するように思います。勝者の論理、生き残った者の論理、傍観者の論理のような・・・・・。私も、例えば、イラクで大量虐殺等のようなことが行われていて、独裁者フセインを100%確実に暗殺することができ、しかもイラク国民に犠牲者が全く出ないということであれば、国際法に反するかも知れませんが先制攻撃を容認するかも知れません。でも現実はそうではなかったのですから、今回の場合は国連憲章や国際法を無視しての先制攻撃はいけないと思います。
今後ともイラク反戦(イラク戦争の正当化を追認しない)行動は微力ですが続けたいと思います。戦争支持・容認者の感受性の喚起(悲惨な現実を紹介し直視してもらう活動)や反戦だが行動できないでいる人への反戦活動の紹介そして、ワールドピースナウをはじめとする市民団体・NGO、全労連・共産党をはじめとする労組・政党、文化人・芸能人・法律家・大学生・高校生そして個人の共同と大結集が必要す。