田中康夫長野県知事が「日刊ゲンダイ」紙上で「世界最大の地球温暖化貢献国として知られるアメリカにおける最大の公共事業は『戦争』。2年に1度はドンパチしないと、軍事産業が生産過剰に陥っちゃう」と痛烈な皮肉を込めて書いていましたが、まさに的を得た発言です。
このアメリカ(ブッシュ政権)の忠犬に成り下がった、わが小泉首相は、国内の経済政策には何も手をつけず、ただアメリカのいいなりとばかりどさくさ紛れに有事法案を成立させたのですから呆れたものです。
一方、北朝鮮。
こちらは、同国に食料援助をしてきた世界食糧計画(WFP)の担当者が「援助品は軍人にだけ配給された」と発言。そうかと思えば、オーストラリアで捕まった北朝鮮の麻薬運搬船に、同国の政府高官が同乗していたことも判明し、噂通り北朝鮮が国家ぐるみで麻薬売買に関与していた事が明らかになりそうです。
アメリカも日本も北朝鮮も、本当に支配層たちは相変わらず勝手なことばかりやっていますね。
そう言えば、SARSに関しては、初期の中国政府の隠蔽が被害を拡大させたと言っても過言ではないでしょう。
こうした権力をほしいままにして暴走する支配者層には微力であっても国際的な連帯が必要だと思います。
日本共産党には「資本主義国」や「社会主義国」を問わず、権力者ではない庶民の側に立った報道を希望します。