この国が今いったいどういう状況なのか。本当にわかっている日本人は、いったいどのくらいいるのだろう。「日本国破産」とか「預金封鎖」とか、確かにその手の書籍などが、出てはいるが、それでも我々の生活には関係ないという思いがあるのだろうか。何とかなっているから不思議である。
しかし、冗談ではなく、本当にやばいから、やれ、「有事立法」だのなんとかの「民営化」などといっているのである。預金封鎖などというのはもう戦争状態だということを意味している。いつ何時、北朝鮮からミサイルが飛んできそうだから、といって、それをやるかわからない。今の日本は、そういう状況である。このような無策と無能の政府を今まで許してきた責任は一体誰にあるのだろうか。
歴史の歩みは遅い。人類が生まれて、まだ1万年ぐらいしか経っていない。地球は39億年の歳月を重ね、宇宙は150億年もの歳月を重ねた。我々が生きている間にはもうどうにもならないような、重大問題が、今我々の目の前にある。戦争しかないのかもしれない。少なくとも今目の前で進行している事態は、それを示している。あらゆる指標が、それを示している。それでも、歴史は、それをも必要悪として認めるのである。そしてそれも、又歴史の一こまでしかない。