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情けない共産党の言い訳

2003/5/15 一庶民E

 統一地方選挙は私の予想を大きく上回る負けっぷりに終った。選挙後、共産党なりのいろいろな総括が行われているが、その中でいつも共産党がいうのは公明党・創価学会による謀略宣伝・ビラうんぬんである。このことを何回聞かされたのであろうか。
 私の知人や私自身が居住する地域は公明・共産両党がはげしいつばぜりあいを行っているが、謀略的行為など聞いたこともないし、ビラなど配布されたこともないのが実態である。
 そうしたことが公明党・創価学会陣営よりあったにせよ、一、二度なら言い訳にもなるが、もうこうしたことは通用しない。公明党の得票状況からするとほとんどの競合地域で共産党は水をあけられている。はっきりいって、公明党にとって共産党など脅威ではないというのが本音ではないか。むしろ、分厚い支持層(学会員)をより強固にするための戦略さえする。
 共産党にとって必要なのは現在の支持基盤を固めつつ、公明党を乗り越えるだけの支持層の拡大である。今日の社会状況からして党勢拡大ができない現状を厳しく受け止めるべきではないか。共産党をみていると、市民と共同しようとする姿勢が感じられず、内々だけで盛り上がっていると映る。このままでは来るべき衆院総選挙・来年の参院選挙で敗北するであろう。実に共産党の言い訳は見苦しい。共産党を支持しているが、ふと馬鹿馬鹿しく思うこともある。