共産党の姿勢の代弁のように、あなたの意見の一部を、かる~く引用して、少し不快にしたようで、ごめんなさい。私としては、最初、もちろん、政党助成金は、反対で、共産党の受け取らない理由も、ウナギ犬さんの意見も、今回二回にわたる主張もすべて、納得です。
ウナギ犬さんのいい意味での「健全な意見」に、異論は、ありません。ですが、こう、ひねくれた世の中を見せつけられると、共産党が、相も変らぬ、一見、潔癖・正義の主張ばかり繰り返しているのをみると、疑問もわいてくるのです。
そして、私がもっともいいたかったことは、共産党のダブルスタンダードです。
政党助成金を受け取る法律も、住基ネット導入も、国会で同じきまったことです。何故、前者のみにこだわって、後者(これこそが、人権を侵すベースになる恐ろしい法律なのに)には、ほとんど、抗わない。それどころか、根本を理解すらできないまま、決まったことと、きりすてたのが、先にだした友人の例です。
早い話が、消費税にしても、医療改悪にしても、反対はしてくれるけれど、きまれば、すべて、甘んじるじゃないですか。原則や理念が正しいことは、おおいに結構ですが、それが、現実に一向にいかされないのは、おおもとがかなりおかしいか、無理があるのです。法律は、いまや、自公民の採決する悪法ばかりです。
昨日、可決された、「軍事法案」は、そのさいたるものです。この世にも恐ろしい法案に、共産党は、どこまで、ふんばってくれるでしょうか。社民党と共産党で、目立つ今こそが、出番なのに、迫力不足の感は否めません。
最近の赤旗読者の投書等をみていても、すこしずつ、少しずつ、変わってきたなとおもうことはありますが、私からみれば、本質論にまで、ふみこんでいません。
数日前の、ロシアのチェチェン人の自爆テロにしても、「実態はまだ、ロシア軍による"テロ一掃”にはほど遠い惨事となりました」と書きます。プーチンやブッシュの圧政者・侵略側の視点から、一方的にみているのです。
むしろ、ウナギ犬さんは、こうした、反戦を唱える、その反戦のねっこにある党の姿勢に疑問をかんじられませんか。
また、ゆっくり、お聞きしたいとおもいます。
ともあれ、3年前から強く、危惧してきた方向に、どんどんながれていきます。「共産党は、戦争に反対したのだから・・・」といった、自己満足だけにはならないでほしい、慰めで、戦争協力させられるのは、まっぴらだーーと党に手紙を書いたのは、2年ほど前のことでした。そのとき、私は、「党の戦争反対の根本が変わらない限り、有事法案は、つぶせない」といいました。共産党の視点では、自公民の悪巧みを論破できないからです。
ですから、過去は過去でいいから、状況に応じて、勝算があるように、党員に、国民に説得できればとおもうのです。
宝の持ち腐れではいけないし、人の命は、消滅してからでは取り返しがきかないです。軍事路線も、今、ローカル線でさえ、飛び降りる勇気の無い日本人が、新幹線からとびおりられるでしょうか。
ゆで蛙のまま、一挙に、「戦場」に突っ込むのでしょうか。
日米英の戦略を、どうふうじこめるか、具体的・実践的な対案が共産党からきこえてきません。これが、問題なのです。