ここ一連のイラク戦争の討論において、反対派の人と討論しましたが、かなり難航しました。
自分も基本的に反戦主義なのですが、好戦派のように言われました。
戦争の目的を説明しても、解放後のイラク国民の話をしても、ほとんど理解されなかったようです。
一部に賛同してくれる意見も多少ありましたが、大体が反対意見でした。
反対理由が、『内政干渉するな』『国連の承認を受けていない』『イラクの一般人を殺すな』こんな感じでしょう。
ホ-ムペ-ジ自体が、共産党員の人によって運営されているので、反戦派の人が、多く居るのは予想できたのですが、想像以上でした。
他のサイトを覗くと、賛成派や容認派の人が、多くいたので、ここは、かなり意見が偏っているなと感じました。
世論の右傾化、マスコミの親米姿勢、政府のアメリカ追従、アメリカのネオコン批難etcこれらを嘆く声が多々ありました。
戦争その物より、アメリカを嫌っているような気がしました。
一般投稿欄の内容から推測して、イラク戦争投稿欄も共産党に興味がある人が、かなりの比率だと思います。
しかし何故ここまでアメリカを嫌っているのか、理解できませんでした。
確かに冷戦中は、思想的には、共産主義の陣営にいたので、共産陣営の政策を掲げていたのは、理解できます。
しかし中国とソ連が喧嘩をした頃から溝ができ、冷戦が終る頃には、ほとんど絶縁状態になっていたはずです。
日本共産党は、自由主義陣営の国に居たのだし、言論の自由も、アメリカの政策の恩恵による所が、大きいかった事は、誰でも分かると思うのですが。
実際、国内事情だけに限定すれば、アメリカよりも旧共産圏の国の方が、はるかに問題があるのは明らかです。
アメリカに対しては、徹底的に批判するのに、共産圏の国の事が、あまり話題にならないのは不思議です。
実際、北朝鮮などは、ミサイルを発射したり、核保有を宣言したのに、ほとんどの人達は触れませんでした。
日本にとっては、こちらの方が、よっぽど重大な問題だと思います。
反米も元々は、ソ連に従っていたからであって、日本共産党の基本政策ではないはずです。
ソ連の影響下にない現在は、反米政策を取る必要はないでしょう。
不正を許さず、民衆の利益を大事にする共産党の理念からすると、覇権主義を除けば、むしろ考え方は、共産主義国よりアメリカに近いはずです。
1度反米路線を取ると、今までの事もあって、非反米路線へ転換するのは、難しいのでしょうか。
民主的な反米的ではない日本共産党は、だめですかね。
個人的には、この路線で行って欲しいと考えます。