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一般投稿欄

政党助成金について、私も一言・・・   最後に高弘さんへ

2003/5/9 長壁 満子、40代、金融

 ここで多くの方が、「共産党は政党助成金を受け取り、有効に利用すべき」という趣旨の投稿をされているが、私も、数年前、党中央にせっせと、意見・手紙を出していたことを、おもいだしました。
 「共産党が受け取るべき政党助成金をプールして、困窮者・ホームレスといった人にまわすべきではないか。仮にも、他党の悪巧みに、謀略ビラに使われることを善しとするようなことは、やめてもらいたい」と・・・
 こうした意見は、綱領改定のとき、別刷り意見論文のなかにも、いくつか、あったような気がします。
 対して、党の姿勢は、5/6付ウナギ犬さんのように、「受け取らないからこそ、天下り官僚批判やゼネコンなど批判ができる。党略的な政党助成金廃止を堂々といえる。」でした。思想・信条の自由に抵触するものでもある、この悪法は、私も、本来、「受け取らない」のは、正しいとおもいます。
 ですが、現実は、金がなければ、一歩も回らない、資本主義社会の現実があります。共産党の拒否した金で、謀略ビラを撒いて、伸びていく政党があります。金を使って、イカサマ本をどんどん市場に出す政治家が当選します。あろうことか、歪曲歴史教科書でさえ、金と権力によって、学校のテキストとして、導入されていきます。
 こうした現実・事実の積み重ねで、この世は動いているのです。5/2付大歩さんのいわれる「悪法も法」を、どう生かすが、ポイントではないか、と私は考えます。
 一例をあげます。
 私の地方の友人ですが、党の後援会新聞の手伝いをしていました。昨年の住基ネット導入のとき、彼女は敏感に反応し、市議会議員等と話し合いをしました。新聞投稿もしました。が、その原稿も、さまざまに注文を受け、ポイントをずらされたり、軟な文章にあらためられたり・・といったものに改悪されたのでした。そもそも、本人がいうには、住基ネットそのものを理解できていない議員が多い・・とのこと。
 挙句、「共産党は決まった法律は、守るのだ」という駄目押しをされたのです。
 こうしたことを聞くにつけ、また、私が日ごろ、共産党に疑問を感じていることなどと照らし合わせてみた場合、共産党は、理念で動く党でなくなっているのかとおもったりするのです。
 票を意識し、大衆迎合にひた走っている部分がめだちます。都合のいい、耳障りのいい意見はききますが、それ以外は、うけつけようとしない人も、中央に陣取っているのではとおもいます。
 そもそも、「住基ネットは、兵籍簿」(本多立太郎・89歳)であるわけですが、共産党の戦争反対は、こうしたことに、目をむけません。小林多喜二をしつこく、しつこく、私が力説し、空回りするばかりというのも、党の姿勢がなっていないからだと判断しています。福祉切捨ても、有事法も、個人情報保護も、でどころは同じであるということさえ、理解できていないーーこれこそが、戦争の根源です。
 なにはともあれ、共産党に不足しているのは、「説明責任と説得力」ではないかとおもいます。それは、個々の党員、個々の幹部が、党の歴史に立ち返って、今を検証すること、自分の頭でかんがえること、これしかないと思います。

   高弘さんへ
 つけたしのようで、もうしわけないですが、上記の原稿のほうが、先に思いついていたものでしたから。高弘さんのいわれる、「アメリカのダブルスタンダード、パレスチナ問題とイラク戦争とは別」という考えこそが、共産党が意図?した、短絡的な思考への誘導です。私からみれば、高弘さんは、まんまと、共産党の、国家のマインドコントロールに管理され、大方の世論の、より強力な推進者・構成員なっていると、私は考えます。もっとも、共産党には、明確な意図があるかどうかは、断定できないですが、結果として、共産党の反戦は、戦争の本質から逃げていることを考えると、責任は重大です。
 次回、イラク戦争討論欄で、私が唯一信じる、ミニコミ?「日本ビジュアル・ジャーナリスト協会」の報告をさせていただきます。