共産党は時期総選挙が本当に正念場だ。
今度も惨敗すれば小選挙区制の下で本当に消え去る存在になりかねない。
昨日小沢一郎の自由党が政権交代で非自民の連立政権をなどと叫び、民主党の菅直人、社民党の土井たか子なども参加した。承知のとおり前回総選挙では共産党(特に不破氏)まで大臣病にかかり、保守政権参加にこだわり有権者の失望を受け現在までの後退に至っている。時期総選挙では躍進した96年当時の初心に帰り、小沢主導の第二自民政権にきっぱり不参加を表明すべきだ。今度も政権参加にこだわれば10議席前後に大惨敗する危険が高い。それでも政権に入れば社会党同様消え去るのみだ。共産党が無くなることは小沢一郎が一番望むことであり、反共派とブルジュアマスコミを大喜びさせる事になる。
小沢一郎は自民党以上に右寄りで、単純小選挙区論者だ。小沢の目指すのは保守二大政党であり自民党を出て細川内閣を作った最大の理由が小選挙区制導入と社会党つぶしだ。当時の社会党の山花、赤松は小沢戦略にまんまとはまり、社会党は崩壊した。共産党は絶対に同じ道を進んではいけない。そして前進に転ずるには先に述べたように、いくらブルジュアマスコミ(特に田原氏ら)に批判されようとも、大臣病を断ち切り(政権病で田原氏の餌食の穀田氏が復帰したようだが)原点に返り、小沢主導の第二自民政権への参加をきっぱり拒否し、総保守勢力に対抗し党の独自の主張を押し出し戦う事だ。
それが党を後退から前進に転じさせ、崩壊を防ぐ唯一の道であると信じる。