日本共産党の筆坂秀世書記局長代行が女性への「セクハラ」事件の責任をとって参議院議員の辞職願を提出、共産党も氏の全役職を解任と、この素早い対応には同意しますが、「女性のプライバシー」を理由に詳細を公表しないのはさらに疑惑を深めるだけだと思いました。
例えば、①いつ、どんな「酒席」だったのか、②幹部は同席していなかったのか、また周囲は彼の行動を止めなかったのか、など女性のプライバシーとは直接関係ないことまでも隠している点です。
これでは「何か勘ぐられたくない事もあるのでは?」と思われても仕方ないでしょう。
共産党に限らず、他人の問題には歯切れよく責めるくせに、自分の事になるととたんに情報開示が遅れるなんてことは人間の悲しい性としてよくあることですが、少なくとも有権者から選出された国会議員ですから、そうした疑問に答える義務はあると思います。
そうでないと、今後、他党で同様の事件が発生し、同じような処理をした場合、共産党は批判する資格がないでしょうから。