最初この報道に接して、びっくりすると同時に、やりきれなさが残りました。
思えば私と同じ世代で、日曜日のNHKの9時からの討論会ではたびたび登場し、共産党を代表して、論陣を張っていたのにな、その姿も見れなくなりました。そうそう、そういえば、前々回のこの番組に、その日の討論のテーマと各党の顔ぶれからみて当然筆坂氏が出るものと思っていたのに、市田氏が出でいたので、おかしいなと思ったものでした。今から思えば、すでに事件は発覚していたのでしょう。
さて、6/25付のこの問題に対する、共産党常任幹部会声明をみても、いまひとつはっきりせず、言い訳がましく、最後は定番どうり、アジっておわり。詳しい報告をしないのは、セクハラされた女性からのたっての希望なのか、あるいは党にとって都合が悪いからか。
どちらにせよ、知りたいという欲求に答えてくれていない。あとは仕方がないので、この事件の暴露記事を載せた週刊誌にお世話になるしかないのである。
しかし、嘆いてばかりもいられないので、ここで逆境に強くありたいと願うオッサンは考える。
そもそもこの資本主義社会では「性」は解放されていない。人間(動物)は性欲を持っており、この社会ではそれは抑圧されている。金持ちは金と権力で性を買う。それに対して、貧乏人は、何も持たない人々は・・・・。
これを探ることをタブーにせず、オープンにしていく事が、個性豊かな人間形成に繋がると思われるのだが・・・。