中学生の方の投稿もあるので、わが子供はと、ふと考えました。娘が小学校5年生のころ、沖縄に家族旅行して「ひめゆり平和記念資料館」を訪れました。見学をしたあと感想文を書く場所が設けてあり、娘も10数分そこで感想文を書きました。何点かを集めて感想文集「ひめゆり」として発刊され、拙宅にも娘の感想文が採用されたということで沖縄から送って頂きました。小、中、高、大、25歳から10歳きざみで編集されています。
小学生の方の題をピックアップすると
・戦争の恐ろしさを一段と感じ
・人と人が殺しあうなんて
・平和にについて学び伝えていかなければ
・日本が土台になりいい世界を造って行きたい
・小さいことが大きな戦争へ
等、小学生として平和について、よく考えた力作です。
この資料館は、ひめゆり学徒隊が身の危険もかえりみず不眠不休で治療看護のために日本軍と行動を共にし、全身全霊で協力した。数え切れない程の人たちが死んでいくのを目の当たりにしながらもただひたすらに祖国の勝利を信じ、日本軍の為に必死で看護活動の中での悲劇を沖縄の美しい海と対照させ迫力ある展示で見ることが出来ます。
見た後は平和とは本当に尊いと誰もが感じます。その感情の高ぶりが各位の感想文にも反映さていると思います。
日本は元寇のときに攻められたくらいで、海に囲まれていますので、近代以前は安全な国家だったと思います。外敵の侵入等で王朝がと変わる中国や朝鮮とは大分異なります。しかし近代ではミサイルもあるわけですから、この状況が変わり、冷徹な国際社会の中で平和というのは、時には武力で維持される場合もあるし、一国だけで平和憲法を唱えていれば平和になるというのにもリスクがあります。
戦後、軍事は絶対NO見たくも聞きたくもないとの意見も多いですが、政治、外交、軍事、外交のバランスが取れ決めることが決められてこそ平和が維持出来ると思います。