私は、政権病が酷くなる不破体制を批判するものである。アジア各国の反動的な政権と「交流」し、大臣気取りなのである。
とくに大きな誤りは、北朝鮮との関係である。不破氏が「拉致事件は疑惑の段階」なる妄言を言った事は記憶に新しい。不破氏の発言は、「強制連行はなかった」の妄言を恥も無く書く「京都の労組組合員」と何ら変わるものではない。この発言の意味を追及されれば「これは警察の発表である」と言い訳をする体たらくである。でも、警察発表を鵜呑みにする程に不破氏は愚かなのだろうか。
宮本議長は即座に「大韓航空事件は北朝鮮の犯行である」ときっぱりと断言された。その宮本氏の発言は拍手喝さいであった。
おそらく、不破指導部は、あのまま拉致事件を有耶無耶にし、そして、北朝鮮との関係正常化を図ろうとしたのであろう。しかし、不破氏の目論見は外れたのだ。金正日があっさり拉致事件を認めたのだ。その時の不破氏は「予想外の驚き」だろう。その後の志井氏のコメントは実に歯切れが悪いものだった。苦痛な表情で「我々は、、、拉致事件に抗議する」であった。
でも、幸運な事は、日朝両党の関係の正常化前だったことだ。「赤旗」では過去の「遺産」を自慢して言い訳をしている体たらくである。そして、公明党との低レベルな「口喧嘩」である。社民党への批判が無いのは、共産党自体が社民党並みに北朝鮮に追従していたからなのだ。緒方靖夫氏は「代々木の外務大臣」気取りであるが、一方で「我々は金日成への記帳や参拝をしなかった」といっているが、これは陳腐なアリバイにもならない。緒方靖夫氏は不破氏との会話で「拉致事件は疑惑であり、国内事件の可能性も濃厚である」と、ついには拉致事件を否定する有様なのだ。
不破さん、貴方は「学者ごっこ」している暇があるのですか。あなたの連載「北京での5日間」は、オベンチャラの羅列で吐き気がしますよ。これを冊子にするとは、貴方は一体、何なのですか。学者ごっこな作文をしている暇があるならば、貴方が国会で問題になった「拉致は疑惑の段階」についての納得のいく説明をしてください。本当に拉致に抗議するならば、日朝議連の解散を要求するべきでしょう。