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一般投稿欄

朝日新聞の不破氏著書の歪曲について

2003/6/18 共産党ファン、20代

 私は昨日の投稿でブルジュアマスコミが今回の綱領改定で一層転落のムード作りに悪意のつまみ食いや歪曲が見られると指摘した。
 私は具体的に朝日新聞の10日付朝刊で綱領改定を取り上げた記事のなかで不破氏の著書「日本共産党綱領を読む」を引用した部分を取り上げたい。
 朝日朝刊では不破氏は著書で「大企業の利潤追求が経済を動かすしくみは残る」と書いたとあるがこれは日本共産党の綱領を読むの七、日本における社会主義の展望で「私たちはいま、「資本主義の枠内での民主的改革」を綱領的な要求の中心にすえています。しかし、すでに説明したように、「民主的改革」というのは、独占資本主義の横暴な支配をおさえよう、とりのぞこうという改革であって、独占資本主義そのものをなくすものではありません。ましてや、資本主義そのものをなくすものではありません。だから、利潤の拡大をなによりの推進的動機とする利潤第一主義は、「民主的改革」のもとで残るのです。大企業の利潤追求が経済を動かす最大の原動力となるしくみには、国民の生活と権利をまもるルールづくりや、民主的規制の方策によって、一定の制限がくわえられ、ある程度緩和されますが、その根本はなくならないのです。ですから、私たちは、利潤第一主義の害悪は、民主的改革だけでは、根本の解決にいたらない、と考えています。そのことが、私たちの考えであるだけでなく、日本国民の多数派の考えになったときに、次の改革への一歩が踏み出せるわけです。これが・・・(文字化け)・・・
 長い引用になったが不破氏が述べた事は、資本主義の枠内での民主的改革から、さらに社会主義目指すのはなぜかというのは民主的改革では朝日が引用した、大企業の利潤追求が経済を動かすしくみが変わらない。だからさらに社会主義が必要なのだということを語ったのであって、朝日の記事のとは正反対の意味である。
 記者がそのことを知らないわけが無く、さらなる転落のムード作りに意図的に歪曲したのだろう。
 それはその記事の中で、以前から念仏のように共産党の社民化を唱える加藤哲郎氏を登場させ、共産党の生き残る道は、党名を変え、社会民主主義になるしかないと言わせているのでもあきらかだ。
 朝日新聞はイタリア共産党が社民化へ転落して以来、社説などでしつこく社民化を迫り、悪意に満ちた歪曲などを続けている。
 朝日新聞が民主主義を標榜するなら、この姿勢を転換し反共が国是の韓国大統領まで発言した共産主義政党を認めるべきではないか。
 これからも社民化への転落を主張し続け、発言や著書の悪意に満ちた歪曲、インタビューに社民化への転落を主張する人物を意図的に起用するなどを続けるなら、朝日新聞に民主主義を標榜する資格は無い。