イスラム原理主義者による自爆テロと、それに答えるように報復攻撃をするイスラエル。
この両者やる気が無いようです。
イスラム原理主義のテロ組織は、自治政府の言う事を聞かないので、これに期待してもだめでしょう。
パレスチナ紛争の原因を追求すれば、『国連によるユダヤ寄りの分割』『第一次中東紛争』でしょうが、これを言っても何の解決にもなりません。
現状での最善策を考えるしか無いです。
イスラエルは、アラブ諸国からの攻撃を恐れていましたが、現在、中東はアメリカの影響力が強いので、その心配はないでしょう。
エジプトとヨルダンは平和条約を結んでいるので、脅威にはならないと考えます。
ゴラン高原からも撤退すれば、シリアも平和条約を結ぶかもしれません。
占領地から撤退するのなら、今は良い時期でしょう。
自治政府はテロを抑える力は無いようです。
国連が自治区の治安を担当するしかないでしょう。
テロの危険が無くなれば、イスラエルも撤退するしか無くなります。
イスラエルは、入植地を引き払い占領地より撤退すれば、ひとまず問題は解決するはずです。
しかし入植地の多さには、呆れ返ります。
イスラエルは、占領地にわざわざ入植地を作る必要は無いはずです。
既成事実としてその土地を併合するつもりなのでしょう。
これは近代国家のやる事では無いでしょう。
アラブ諸国の侵略を免罪符にして、勝手な行為をして良い訳ありません。
イスラエルは、アメリカの後押しが無くなった時、アラブと再び対決する時が、来るかもしれません。
その時にアラブ諸国が、同等の軍事力を有していたらどうするつもりなのでしょう。
アラブ諸国が総攻撃を仕掛けたら、今度は防ぎ切れないでしょう。
イスラエルにとっては、敗北は滅亡を意味します。
武力のみに頼った国策は、いずれ行き詰まるでしょう。
その辺を良く考えて行動して欲しいと思います。