私は6中総を読んでない不勉強者ですが、私なりの意見を書きたいと思います。
選挙戦、「定石」だけで通用するのか?とのことですが、通用しない場合だって、ままあると思います。
科学的・客観的に選挙をとらえようという姿勢には、私は賛成なんですけども、「定石」とパターン化してしまうのは、いささか問題があるんじゃないでしょうか。
これは言い過ぎかもしれませんが、共産党の悪いところ…上が下をガッチリ押さえ込む組織論が、こういう部分にも出たのかもしれません。
下部組織がそれぞれにバラバラな働きをしているより、一糸乱れぬ統率の元で動いた方が、確かに組織全体でのパワーは大きくなります。
上層部が「一糸乱れぬ」というところまで求めているとは思いませんが、その傾向はあるのでは、と考えさせられる部分です。
私はむしろ、下からの声を、上手く全体に活かす方策が必要なんじゃないかと思います。
例え話をすると、NHKで「難問解決!ご近所の底力」という番組があります。
ゴミやカラスの問題などの自治体の悩みを、上手く解決できた自治体のアイデアを紹介することによって、別の自治体が参考にする、という趣旨の番組なんですが。
あの方向性を、共産党は組織論に積極的に取り入れるべきだと、私は思います。
具体的には、パソコンのインターネットを活用して、下部組織同士の、横の連絡を密にするべきだと思うのです。
今の共産党の組織は、上から下へという縦方向ばかりの関係が強いように感じます。
これでは下で良いアイデアが生まれても、上が積極的に取り上げてくれない限り、全体に良い影響を与えることなく終わってしまいます。
問題としては、組織全体にパソコンをそろえるお金の問題、党員の平均年齢が上がってパソコンになじめない問題、というものが考えられます。
組織がガラっと大きく変わる事への不安、という問題もあると思います。
そしてもしかしたら、上が下をガッチリ押さえ込まない自由な組織というものは、下手をすると理想主義から離れていってしまう可能性も、あるのかもしれません。
例えばここの掲示板でも、「政党助成金を受け取るべき」との声の方が圧倒的多数でしたし…
共産党という組織が、理想を「いったん置いて」という組織に変質してしまうのは、私としては嫌なんですけども。
しかしそれでも、上が下を押さえ込まない自由な組織の方が、私は存在する価値があると思います。