ちょこ&みいたさん、はじめまして。
中学生にも住民投票の権利が与えられたことです。「大人しか投票できない」というのは、そもそも間違っていると思います。記事の最後の方に「社会を最低限理解する、義務教育を終えていない中学生が判断するのは難しい」と書かれていますが、今、世の中には、社会のことを本当に分かっている人がどれだけいるでしょうか。
おとなの一部の方(保守や革新、無党派を問わず)が「20歳以下の若者に選挙権を与えたら、少年法の年齢引き下げと権利ばかり主張して義務を果たさない」といった議論を投げかけます。この方たちは若者をいつまでも子ども扱いにして、「政治はおっさん・おばはんにまかせればいい」といった若者の政治参加の選択肢を与えない理屈です。
つい、この間には、イラク戦争が始まり、イラクはめちゃくちゃに破壊されました。こんなことを許したのは、ほかでもない世界の大人たちです。義務教育をきっちり終えたはずの大人がこんなことをやっていては、感受性の強いこどもたちの方が、よっぽど投票の権利があると思います。
小泉首相を支えている自民・公明・保守新党と民主党はほとんどが第2次世界大戦を知らない世代です。特にイラク戦争反対や有事法制反対の運動に関心がないのが「団塊の世代」や「新人類世代」です。この世代の方が高齢者の方から戦争体験の話を聞かされて「うるさい」と頭から拒否してきました。私は、この世代のこどもたちに戦争体験を伝えてこなかったに残念な思いをもっています。後輩の方が戦争の悲惨さを同世代の方に伝えるのが大事と思っています。
記事に出ている中学生の人たちは、この住民投票のために猛勉強したといいます。
何事も真剣に考えられない大人たちが増えてきた今、義務教育をとやかく言ってる場合ではないと思います。世の中はどんどん悪い風潮になっています。投票結果をみても、中学生の96%がきちんと投票しています。
たしかに、全てのことについて投票の権利があるとはいいませんが、子どもでも、身近な問題ならしっかり考えられると思います。
住民投票は今まで大人のなかでかなり関心の高い人たちが進めていました。今度は地域のまちづくりやまちおこしは大人だけではなく若者にも参加ができるようと願っています。