私は共産党に投票してきましたが、党員ではありません。私が最近の共産党に疑問なのは、無闇に他国への賛美があることです。
その悪例は去年の不破議長の訪中の「北京での五日間」を一ヶ月以上も連載したことです。基本的に共産党は「内政干渉に反対」の立場ではなかったのでしょうか。にも関わらず、あれほどまでの中国賛美は異常です。あまりの「美辞麗句」に吐き気すら感じます。
かって「毛沢東同志」「宮本顕治同志」と称えたってきた時代と何ら変わらないではありませんか。
でも、実際に、今の中国の「経済政策」は多くの中国人を犠牲にしているのです。汚職、腐敗、疑獄は自民党すら顔負けな位に蔓延っているのです。もはや、中国は「社会主義」の名前を名乗る資格すらないのです。
北朝鮮への無条件な接近も異常です。拉致事件を「疑惑の段階」に押し留め、隠蔽しようとしたではありませんか。でも、共産党にとって「幸運」だったのは、志位氏が金正日と「握手」する前に金正日が拉致を認めたことです。「赤旗」では社民党の対北朝鮮追従を一言も批判していません。なぜなら、共産党自身が社民党並みに北朝鮮追従の状態だったからなのです。
拉致を金正日が認めたとき志位氏が「我々は、断固と抗議する」と述べていたが、そのときの表情は実に苦痛な表情だったのです。いつもの様な歯切れよさが無いのです。
この「抗議」すら、言葉だけでしょう。もし、本当に抗議するのであれば、日朝議員連盟から離脱すべきです。日朝議員連盟は北の独裁政権との癒着団体に過ぎないのです。
「日本共産党、朝鮮労働党の共同声明」は時間の問題でしょう。