テロを容認しているわけではなく、なぜテロが起こるのかという原因を考えることが、大切なのではないでしょうか?
たとえば、けんかを例にたとえると、よくわかります。ケンカは絶対してはいけない、仲良く・・と先生がいったとします。ケンカにも、口げんかや殴り合いなどありますが、そのことだけをみて、先生に叱られたら、僕には、不満がのこります。「なぜ、ケンカになったのか」という原因を見つめてくれない限り、ケンカは解決しません。
このことは、アフガニスタン、パレスチナのひとたちにこそ、言えることではないでしょうか。もし、高弘さんが、身内を殺されたり、自分の家に爆弾を落とされたりしたら、どんな気持ちがしますか?
では、子どもやお母さんが殺されても、ただ、黙ってみていろということですか。ひどいことされたら、普通、人間ならば、怒りの感情をもち、抑えられないとおもいます。
そして、問題なのは、その怒りを、表現する方法、文章に書くとか、裁判するとか、といったことができないのです。怒りをぶつける状況がないというのが、問題だとおもいます。つまり、ほんとうに、テロを推奨しているのは、実は、アメリカだといえるとおもいます。
「テロの種をまいて、自分たちをわざとやっつけるようにして、それで攻撃をうけたら、正義面して、相手を非難して殺す」ということが、やられているんだとおもいます。
これは、アメリカ側の意見であって、アフガニスタン、パレスチナの人からみれば、アメリカ人は、全員敵です。殺される覚悟でやっていると思います。何しろ、最初から、命をかけてやっているんですから。
それに、僕は、アフガニスタン新聞を小学校のとき作り、いろいろ調べましたが、アメリカは、誤って爆撃などしていないとおもいます。無差別空爆だとおもいます。その証拠に、誤爆したことを、一度も、謝っていませんし、最初から、学校や病院をうっています。わざとです。
じゃあ、日本の軍隊は誰がなっているのですか?
新しい法律ができて、今度、イラクに行くのは誰ですか?
近い将来、僕は、自衛隊という軍隊に強制されるかもしれません。軍隊だけで十分なんて、言ってほしくありません。僕は、アフガンの人も、イラクの人も殺しにいきたくありません。
確かに、そうです。
でも、アメリカにあてはめて考えれば、そうした理論を正当化して、相手を堂々と殺しまくっているのです。確実に、相手の人間の数を減らして、最終的には、相手の土地、財産を奪い、自由にしています。アメリカ側にとっては、大きな意味があるのです。
これは、正しいとおもいます。ですが、どうして、断ち切るのかということが、問題です。自爆を繰り返すひとたちが、どういう気持ちで、そうするのか、ということをかんがえないかぎり、これもまた、答えはでません。
高弘さんは、簡単に口でいいますが、もし、そんな簡単なら、とっくの昔に問題は解決していたとおもいます。
パレスチナのひとも、アフガニスタンのひとも、イラクのひとも、みんな、みんな、大切な、たったひとつの命をもっているとおもいます。
そうした、大切な命を、自爆する・・ということの意味を考えることが、一番だとおもうのです。
僕は、たぶんこどもなので、純粋に怒りが沸いてくるのかもしれません。大人のみなさんは、いろいろ、いっぱい知識があって、考え方が、歪んでいるのではないか、とおもいます。もっと、素直に、かんがえてほしいとおもいます。
それに、高弘さんは、僕より、2倍以上、生きているとおもいます。だったら、もっと、基本的なことにも、目をむけてほしいとおもいます。
ぶどうちゃんへ 返事ありがとうございました。読んでもらったということが、確認できて、うれしかったです。