6月23日 朝日夕刊の記事 沖縄戦の前戦没者を悼む「慰霊の日」が23日、また巡ってきた。今年、日本は有事関連法を成立させ、戦闘の続くイラクへの自衛隊派遣を論議している。 そうしたなか、沖縄県糸満市の平和記念公園で、自作の詩を朗読する少女・知花かおりさんの記事に目がとまった。
「わあ、冷たくて、気持ちいい」/がまの中を流れる水/この冷たさはいつからだろう
戦いの間も/同じように流れていたのか/きっと/この冷たい水音をだれもきかなかった/だれも川の水のかがやきに気づかなかった
川の水だって聞きたくなかった/いつも見守っていた人間の/ばくげきで流れる血の音なんて/鉄ぽうでうたれて苦しむ声なんて
川の水よ/今争いに苦しんでいるところに流れ/冷たい水をのませてほしい/元気のない子に/ミルクがなくて泣いてる子に
川の水よ/太陽よ/世界中の人に/約束させてほしい/もう戦争はしないと/もう人を殺さないと/未来に平和を作ること
この知花かおりさんの気持ちに、どこまで、大人は、よりそえるだろうか。どこまで、近づけるだろうか。彼女は、知花昌一(漢字不確か)さんのお嬢さん?