やるじゃないか、共産党さん。
見事、名を捨てて身を取りましたね。
異例の再選挙で話題を呼んだ札幌市長選―――共産党は候補者を出したが、告示後の状況を見てすばやく引いた。
こんな画期的戦術は党の歴史を見てもないんじゃないですか。
選挙結果は
上田文雄 民・社・ネ 282,170
石崎岳 自・公・保 256,173
中尾則幸 126,488
青山慶二 共 12,315
大阪の旧くされ社会党と違って、北海道の旧社会党はまともな人が多い。しかも上田氏は人権派弁護士だからタマとしてもいい。得票差からいって共産党が引かなかったら、上田氏は負けていたはず。自民党をよろこばす結果になるところだった。
このように”柔軟路線”は党の右傾化ではなく、戦術の柔軟性として発揮されるべきです。
選挙戦術の多様さの成功とか、有権者の好感度UPなど、共産党は供託金の何百倍もの価値を得たと思うしだいです。