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一般投稿欄

加藤哲郎氏の議論の矛盾

2003/6/11 共産党ファン、20代

 昨日の朝日朝刊で加藤哲郎氏が、共産党の生き残る道はイタリア共産党のように党名を変え、社会民主主義政党になるしかないと述べている事を取り上げたい。
 前から私の投稿の中で、イタリア左翼民主党はイタリア共産党時代から得票を大幅に減らしており、成功どころか大失敗で、不破氏も昨年の演説の中で認めていると何回も書いた。
 一方社民化に反対して旗揚げした共産主義再建党が得票を伸ばしている。この事を加藤氏が知らない訳がない。結局加藤氏は共産党の転落を期待しているに過ぎない。
 加藤哲郎氏といえば90年の講演で社民主義への期待と社会主義、共産主義崩壊を宣伝し、現志位委員長が論文社会主義をなげすてた「タマネギの皮むき」で反論した。この論文には感銘をうけたが、それから13年加藤氏の思惑通りにはいかず、日本共産党は社民化することなく、堂々と生き残っている。
 しかし加藤氏は13年たった今でも念仏のように社民化をいい続けている。加藤氏はイタリア共産党の得票率大幅低下、日本の社民党の存亡の危機をよく見るべきだ。