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破綻が明白な不破指導部の右傾化路線

2003/6/5 共産党ファン、20代

 この間不破指導部が進めてきた右傾化路線の破綻は明白である。この間不破氏が行った数々の裏切りは選挙で明確な審判を受けている。にもかかわらずに不破氏は綱領改定でその右傾化を最後までやり抜くつもりだ。しかも重大なのは不破氏が行った数々の裏切りの結果まねいた党の後退の責任をまったく取るつもりがない事だ。今度の綱領改定も不破氏からは何の説明も無く、ブルジュアマスコミで表現を分かりやすくすると報道されいる。これのきっかけとなったのも保守政権入りの時と同じ。突如と規約の前面改定を提案した際の中央委員会総会後の記者会見でブルジュアマスコミの綱領も改定すべきとの誘導尋問に不破氏があっさり乗ってしまった事だ。
 不破氏は綱領改定の口実に700万800万の支持を得るようになり(不破氏の裏切り以来そんな支持を得ていないが)幅広い層から目を向けられているからとしているが、今回の綱領改定で幅ひろい層からの支持を得られるのは無理だろう。
 私など左から批判する人は一層の転落を批判するし、支配勢力や反共派からは単に薄化粧しただけと攻撃される事になるだろう。不破氏らは左右両方から批判される板ばさみとなり、昨年の選挙で資本主義の枠での改革を押し出し左右両方から批判を浴び、大惨敗を喫したフランス共産党と同じ道になるのではないか。
 不破氏自身去年の幾つかの演説でイタリア共産党の社民化への転落は成功どころではなく、得票率を下げ大失敗だと認めている。また日本の社民党の存亡の危機の現実を見れば、社民化は党の崩壊に導く事をよく知っている。
 弟21回大会でも、不破氏は「マスコミの一部でも、社会民主主義化必然論といったものが、よくとなえられます。しかし、日本共産党の前途に、その種の期待を抱いてもまったくむだだということを、私は申し上げたいのであります」と語ったようにいくら不破氏でも社民化への自滅の道を歩むことは考えていない。
 だからこそ、右傾化で曖昧な態度をとらず、党の立場をはっきりさせて戦うのが唯一の道だというのをなぜ不破氏は気づかないのか。社民化への自滅の道をとる事があり得ない以上ブルジュアマスコミの言うソフト路線をとったところで左右両方からの批判で党の支持は減る一方だということにを不破氏は自覚すべきだ。