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クォーター制度と国民投票制度に反対する

2003/6/5 ある準看、30代、勤労者

 私は「男女共生」云々で、「クォーター制度の導入」が議論されていることについて、クォーター制度の導入に断固として反対するものである。
 とくに、社民党の福島瑞穂氏に献言したいのだが、もう一度、日本国憲法をお読みになられていただきたい。憲法の条文では「全ての国民は法の下に平等であり、門地、信条、人種、性別で差別されない」と書いてあるのである。したがって、クォーター制度は違憲である事はいうに及ばない。もし、本当に「制定」されたのであれば、私は「クォーター制度違憲訴訟」を行いたい。
 次に「男女共生社会つくりのため、広く国民投票を行うべき」と福島瑞穂氏は述べられたが、憲法の前文は「我々は正当な選挙で選ばれた代表者を通じて、、、」と書かれてあり、つまりは「間接民主主義」を国是にしているのである。これは、直接民主主義がファシズムの引き金になった事を真摯にふまえて、の事である。
 にもかかわらず、前回の「日の丸、君が代について、国民投票をすべし」の意見でも同じだったのだが、私は「おいおい、福島さん、あなたはファシストなのかい」と言いたくなってしまうのだ。
 首相公選制度も同じである。一回えらばれた首相は、今の小泉政権のような「恐怖政治」をしていても、議会では不信任が出来ないのである。わが国が議会制民主主義、立憲君主制度、間接民主制度をとるのは、ファシズムの反省を踏まえているのである。