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一般投稿欄

ご用達メディア本日のメニューは・・・日本テレビ

2003/7/15 長壁 満子、40代、金融

 今日の芸能欄は少し趣向をかえて--
 石原裕次郎は相変わらずメインに、切っても切れない関係にあった、美空ひばりと力道山を登場させます。裕次郎をひきたてるための脇役ですから、当然なのでしょうが、力道山が在日朝鮮人(?)であったことなど、一行たりともふれません。石原氏の「三国人発言」など、こうしたときは、どこの棚においてあるのでしょうか。
 日本国家のために、「日本人」として命を懸けてプロレス界を牛耳ってくれたことなど、口がさけてもいいたくないのでしょうか。もそも、言論の自由云々とこじつけて好きなことをいうのなら、いつでも、いかなる場所でも、どうどうと、いってほしいとおもうのですが。都合のいいときのみ、利用するというのは、いかにも、姑息です。
 ついで、話題沸騰の少年犯罪です。
 これまた、例のS氏の登場です。
 凶悪少年事件を、海外の例を出し、加害者の人権よりも被害者の人権を最大限にーー勧善懲悪でとーートリードします。人権の重さも司法の意味も分からぬ輩が、現象面のみにとらわれた、感情的な発言をくりかえします。
 そうした、短絡的な発言・思考こそが、事件の根っこ、今の戦争の根っこにあることを、まるで理解できません。
 また、この手の類は、例の「市中引き回し」を擁護します。子どもの親権と結びつけ、親の責任をーーとまくしたてます。過去、海外の極端な例を引き、写真、実名、すべてだし、何百年の刑、2億4千万の賠償金などもありうるのは当然といいたい放題です。
 今このときですから、被害者感情に訴え、世論に媚びるふりをしながら、統治社会、治安対策と称する恐怖社会へと、導く手口はみえみえです。  過去、現在、戦争状況に流れていった国の在りようなど、検証する頭もない、低レベルです。
 すべては、原因があって、結果があるのです。なかには、異例の突出した理解不能な事件があるかもしれません。ですが、まだ、なにも解明されず、少年のこころも、わからないとき、少年及び身内のみを「テロリスト」のごとく扱い、公でしゃべりまくるというのは、いかがなものでしょうか。
 はやばやと、離婚やら家庭環境やらの情報がメディアにながされていますが、そうした一面の環境など、問題の中心ではないのです。
 一方では、少年が3,4年の頃、いたずらの被害者になっていた?という情報もあります。なんらかのトラウマがあったかもわかりません。少年、家族を取り巻く環境、今の日本の状況、日本国家の在り様、メディアの犯罪性、教育の犯罪性・狂気性、そうしたことを、一つ一つ、検証していくことがたいせつだとおもいます。
 特異な事件なら、少年刑法をいじる必要もないですし、法律をかえねばならないほど頻繁に起こると予測できらなら、社会情勢がおかしいことになるのですから、むしろ、こっちの方を検討してください。
 最後に、Sさん、わたしからみれば、元警察官出身のあなたの思考方法こそが、諸悪の根源、犯罪の根っこだとおもいます。被害者の人権を考えると同時に、加害者の人権も考えるという公正な感覚こそが、問われるのです。自分の命の重みだけでなく、人、他人の命・尊厳をかんがえることさえできれば、戦争なんて、おきません。国益のために、石油の埋蔵権をもらいましょう、などと、破廉恥発言を恥じないあなたのようなかたは、それこそ、「市中引き回しのうえ、打ち首」の処罰がにあうのではありませんか。