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共産党の常識=世間の非常識

2003/7/15 生協人、50代、団体職員

 初めて投稿します。私は先日田端さんの投稿にある、市民生協トップによる組合員財産の横領・私物化を内部告発し、その報復として、職場を追われ、党を放り出された(除籍)3名のうちの1人です。
 私の30年以上に渡る党生活は告発から1年後、地区委員長から私の携帯電話にあった「君は除籍になった」の一言で終わりをつげました。
 怒りや悔しさ、何とも納得できない気持ちでいましたが、半年ほど前に”さざ波通信”の存在を知りました。ここに投稿されている方のご意見には共感できるものが多く、思わず投稿したくなった次第です。
 私は、日本共産党は悪事・不正を憎み、立ち向かい、正す政党であると信じ、30数年間、活動してきました。いくら党の支配下にある生協(私の生協では役員、幹部は全員党員でした)であっても、悪事を行っているのが党員であっても、私がその事実を知った場合、それを正すのが日本共産党員の義務であると確信し、内部告発を行ないました。
 しかし、党は「臭い物には蓋」をするために私物化の事実を闇から闇に葬ろうとし、告発した私たち3名を党から放り出しました。
 私は日本共産党、そしてその指導下にある民主経営と呼ばれる団体が「組織防衛」の名の下に行なう「ファッショ的恐怖支配」の実態を体験しました。
 私が働いている生協の党組織は強大であり(党員数だけですが・・・)生協の党員が集票する票数、集めるお金は選挙選において極めて重要な位置を占めているのは事実です。
 しかし、そのことはあってはならない不正を容認したり、隠蔽してもいい、という理由にはなりません。
 確かに日本共産党は変質してしまったようです。いつから大衆運動を軽視する、選挙運動だけの政党になってしまったのか? いつから”守るべき”ものが生まれ、そのためには正義も真実もかなぐり捨てる政党のなってしまったのか?
 私はこの間、「共産党の常識=世間の非常識」を痛感しました。
 いくら国民の意識に合わせて?自衛隊、天皇制を容認しようが、この体質が変わらない限り日本共産党の明日はないと思います。一日も早く世の中の常識に耐えうる、近代的、民主的な組織に生まれ変わってくれることを党の外から願うばかりです。