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さざ波の民度?

2003/7/16 長壁 満子、40代、金融

 日本の憲法も、教育基本法も、共産党の綱領も、そして、法律も、これすべて、日本国憲法を基本としてあるものではないですか。単なる思いつきやその時々の都合ではないとおもいますよ。
 それは、人間の生、社会、歴史、そういった諸々の深い営みから生みだされた、おもい意味と理念をもったものだとおもいます。
 専門家でもない私が、おこがましいですが、どうして、皆さんは、一面のみ、一時期の社会現象のみに、とらわれた物言いをなさるのでしょうか。
 司法の「人権」ひとつとっても、被害・加害といった立場を乗り越えたところに人権があるのです。人権は、分かりやすくいえば、「人間が人間であるが故の権利」です。犯罪を冒したら、人間でないというのなら別ですが。
 「人を殺したら、死刑?」こういう短絡的な考え方は危険です。ならば、ブッシュは、ブレアは、コイズミは、何千、何百回、死刑になるのでしょうか。
 何度も、なんどもいいますが、今の社会現象は、すべてこれ、根っこが明瞭にあるのです。今の戦争と、日本の社会はしっかりと、結びついているのです。
 「天皇制云々」もすでに、戦時下として、くみこまれて活用されていることは、明々白々です。数年前から、いえ、もっともっと以前から・・・
 政権党のやらかしてきた、君が代、日の丸、自衛隊の軍隊化、民族差別・少数者差別・女性差別・・これらはみな、軍国日本の伏線でしかありません。
 「神の国発言」「愛子さまのお祝い」「天皇家写真集」「共産党の日和」これらも、しっかりと、戦時下への流れ、国策です。
 表面はそうみえないですが、すべて、形をかえた「戦争衣装」で、私たちの生活は、牛耳られているのではないですか。まずい「戦争水」を、日々、飲まされているのに気づきませんか。
 子どもの学校現場で、
 地域の防災名簿で、
 隣近所の井戸端会議で、
 軍用機の音に「犯罪」と「治安」を感じ、
 少年犯罪を、猟奇事件と結びつけ、
 日本人の残虐犯罪を、外国人と定義し、
 よってたかって、スケープゴート作りにいそしむアホがえる。
 もうすぐ、「かえる掃討作戦」が始まるやもしれぬというときに、この日本は、まこと、のどかな日本村です。
 繰り返します。
 世界戦争は、今はじまっているのです。
 日本も含めて、アフガンで、イラクで、パレスチナで、リビアで、ミャンマーで、北朝鮮で、あらゆる形態ではじまっているのです。
 北朝鮮は、1945年ころから始まった、戦争前期の状態です。勃発前の、前哨戦です。イラクでの、開戦前の飛行禁止区域でおこなわれていた、米英の爆撃を思い返せば、わかるでしょう。教訓は、つい、この間です。
 これ以上、本格戦にしないために、わたしたちは、いまこそ、ほんとうに、気づいている人は、大きな声をあげましょう!
   おかしなことが、大手をふってまかりとおるこの世のなか、黙認したり、、逃げたりしないで、いちいち、異議申し立てをしましょう。
 政治家から民衆まで、ひとりひとりの民度が問われているのです。
 鎌倉太郎さんへ、
 私も、あなたに触発されるまでもなく、意見は、共産党に、朝日新聞に送っています。両紙とも、少しですが、手ごたえは、かんじています。お互い、頑張りましょう。