今、民主党に密かな期待を寄せている。
イラクへの自衛隊派遣に反対する民主党は
近く、内閣不信任決議案を提出するそうだ。
岡田克也幹事長は保守系だが
「大義なきイラク戦争に加担した小泉は許せない」と
なかなか筋の通った発言をしている。
問題は、どれだけ民主党が法案粉砕に向けて
イニシアチブを発揮するかだ。
民主党が本気になれば
共産党も
自由党も
社民党も
こぞってついてくるはずだ。
民主党を中心に思い切って世論を喚起すれば
ひょっとしたら、
自民党内からも造反する議員が出るかもしれない。
そうすれば、
小泉寄りの各マスコミも、
ひょう変したようにイラク法案を焦点に扱うはずだ。
民主党は、民主党なりの運動の仕方があると思う。
有事法制に賛成した政党だから
有事法制推進派の人たちの賛同を得られるような
世論形成だって可能かもしれない。
イラク法案の成立を阻止するのは困難だが、
今月末の参議院本会議採決前に、
イラク法案反対世論の大きな潮流を
つくることは、まだ可能なはずだ。
菅代表は「政権担当能力」などという
分かったような分からないような
概念に振り回されず、
「大義なき戦争加担者には野に下ってもらう」
の一点で、
幅広い共闘戦線を築き、
小泉政権をひっくり返してもらいたい。
解散を恐れず、
ガンガン前に進むべきだ。
野党第一党なんだから。