衆院解散・総選挙の流れが迫りつつある昨今、3年前の選挙では、私も総計1.500枚ほどのビラを撒き散らかしたものだが、どうも最近の党中央の対応を見ていると、もはや選挙運動など真面目にやる気にはなれない。
かてて加えて、最近党職員関係者から3年前の選挙結果についての話を聞かされ、思わず絶句した。
ご存知のように、3年前の選挙で党は26議席から6議席もの議席を失い、支部関係者等皆で意気消沈したものだが、国会関係者の間では「当社別状なし」というような受け止め方であったようだ。
なんでも会議では、「議員さんの控え室が手狭になって不便だ」とか「こんな時○○さんが議員だったら、(衆院担当職員を)ケシカラン!!と怒鳴って、控え室のスペースは確保出来るのに」などの能天気な発言に終始していたようである。
肝腎の不破委員長(当時)は、大勢の記者を集めて反共謀略機関が配った悪質ビラをボード一面に貼り出し「これにやられました」。
私は、たとえ小選挙区制度の下でも、魅力的な候補者を多数擁立すれば、必ず当選を勝ち取れると確信している(現に社民党は何議席か確保している)し、「小選挙区制度の下では駄目だ論」には否定的だ。
日曜版(7・20号)に衆院比例候補者の顔写真・経歴が一部掲載されていたが、皆一様におとなしいというか、線が細いし覇気がない。
顔・体から「この行詰まった日本を、何とか建て直したい!!」というほとばしるような感性が感じられない。
少なくとも以前には、寺前巌さんや四国の山原健二郎さんのようなサムライ(人間性までは存じ上げないが)がいたものだが、人材の払底と言わざるを得ない。
これは下衆(げす)の勘繰りの類だが、党中央の言うことを「ご無理ごもっとも」と有り難く拝聴するような輩ばかりが、選挙に擁立されているのではなかろうか?。
これじゃ組織は衰退する。理論は後付けでも構わない。
真に「日本共産党が好きで好きで堪らない」からこそ、時には幹部連中にも苦言を呈するような、生きの良い若手の擁立こそ急務ではなかろうか?。
少なくない(高齢者)党員が、創価学会=公明党との“仁義なき戦い”に疲弊しまくっている。そりゃそうだろう。
相手陣営は、主婦や若い人たちも元気が良くて、こっちも本当に疲れるのだ。
この無益な戦いの終結こそ、常任幹部会の早急になすべきことではないのか!?。
上が馬鹿だと、苦労するのはいつの世でも下の者たちである!!。