何日か見ない間に「この件」に関して多くの投稿があって驚いています。その中でいくつか僕に関することや疑問に思うことがありましたので述べさせて戴きたいと思います。
匿名希望の准看護婦さんへ=まず、「学生運動の為に進学されたのですか?」という質問ですが、全く違います。僕は入学するまで学生自治会の存在は全く知りませんでした。大学に入ったのは当然のごとく学びたい学問分野があったからです。そして、「学生自治会が学業放棄で共産党活動」と書かれていますが、全く事実と異なります。昔ならともかく、今学生自治会に学業を二の次にする方針などありません。少なくとも僕の大学の自治会の人(下がいないのでほとんど先輩)は自分の学業にこだわりがあり、普通に卒業して行きました。授業をさぼってビラ配りをやり、怒られたこともあります。「学業をおろそかにするのはもっての他だ」と。全学連でも一切そのような(学業より学生運動優先)方針はありませんし、僕の知っている限り他の大学でもそうでした。真面目に自治会活動している人ほど自分の学業に誇りを持ち、真面目に取り組んでいました。たまに留年したり、単位を全然取らない人もいましたが、それは個人的に問題があるだけだと思います。
さらに、「共産党系自治会」との言い方ですが、僕としては一番納得できない所です。現役の時一番言われたくないことでした。「誤解されるのなら一時的でも離党しようか」と思ったぐらいです。学生自治会で取り上げる要求にしても学生大会で決議されるか、全学生アンケートで多数を占めたものです。自治会の性格上学生の声こそ根本です。ちなみに僕の現役時代取り組んだことは、学内設備の充実、リサイクルの推進、学費値下げ、学生による講議評価などです。ガイドライン法反対、核兵器廃絶などは学生大会でも上がりませんでしたので自治会としては取り組めませんでした。(ただし学習会などはやりました。また僕個人、民青では取り組みました)。僕らの全学連が批難している、一部の非共産党系自治会(革マル系とか中核系と呼ばれる所)こそ、あなたの言われる「学生の生活と関係ない政治ごっこ」をしている所です。事実を取り違えていませんか?
そして「生涯を社会の変革と進歩と為、平和と民主主義の為に闘う決意があるならば共産党の専従に」とありますが、僕は他にやりたい仕事があるので党の専従になるつもりはありません。しかし、「生涯を社会の変革と進歩の為、平和と民主主義の為に闘う」つもりです。「闘う」のは専従の特権でも共産党の特権でもありません。また、一日の大半を使って「闘わなければならない」わけでも無いと思います。僕は僕なりのやり方でやっていきます。
最後に、あたたかいお気使いの言葉有り難うございます。えらそうに色々言って来ましたが、今は自分の小ささばかり感じます。意見の相違はあっても真面目に活動している方には本当に頭が下がります。
ふみさんへ=僕の文の書き方が下手なせいか、きちんと伝わっていないかもしれません。まず、僕は学生運動ばかりやってきたのではありません。恋も、サークル活動も、友人との楽しい日々も、学業も大いに謳歌していました。昔では考えられないかも知れませんが、僕は体育会系の部活に所属しながら自治会の役員をやっていました。費やした時間で言えば部活の方が多いくらいです。どちらも大いに意義を感じていました。だからもう、根性で両立させて行きました。早朝アルバイトに行き、その後大学へ行き、昼休みに自治会の会議。講議の空きコマでビラ配りし、夕方部活へ行き、夜友人と酒を飲みながら語り合う。土日も部活や民青やアルバイトでほぼ全て潰れました。どこかに遊びに行くということもほとんどありませんでしたし、テレビも全くと言うほど見られませんでしたし、実家にも年に数日帰るのがやっとでしたし、家は寝るためだけにありました。大変充実していました。心残りは自治会が続かなかったことです。それも他のことをやっていたからではなく、別のところに理由があるはずです。両立するにあたっては当初は部活の方から苦情を言われていました。自治会・・・(文字化け)・・・。
以上、またもや長く長くなってしまい済みません。でも、これでも言いたいことの何分の一も言ってませんし、全てに答えきれていないと思います。「この件」で多くの投稿があるのは嬉しく思います。意見の相違は多々あると思いますが、大いに議論して行きましょう。