今日、社民党の元衆院議員である辻元氏と秘書が逮捕された。例のピンハネ疑惑によるものだが私が唖然としたのはその後の社民党の談話である。福島幹事長名の談話で代理人が「この時期の逮捕に強い違和感を覚える」と真顔で述べているのだ。元プロ野球選手の大沢親分か張本氏ではないが「喝だ喝!!」と叫びたいくらいひどいコメントである。しかも2つの意味でひどいのだ。
1つは言うまでもないがこのコメントには「謝罪」「反省」のかけらも無い事だ。完全に「逆ギレ」しているとしか思えない。「与党の人間はセ-フで自分達がアウトなのは弾圧だ」といったたぐいの事を必ず言うのが常なのだが田中真紀子氏は辻元氏のケ-スより複雑で時間がかかっているのであって検挙される可能性は高いし、山崎幹事長の「変態行為」は「犯罪的」であっても「犯罪」ではないのだ。話を戻すが「社民党に属していた人間が世間をお騒がせして申しわけ無い。警察当局の捜査には誠意をもって協力する」くらいのコメントは最低限述べなければならない。
もう1つは「福島幹事長」のコメントになっていることである。(しかも代理人を使っている)「土井党首」は何をしているのだろうか?土井党首は辻元氏を政界に入れた張本人である。雲隠れとはどういう神経をしているのだろうか?
野党全体にいえるが相手(与党)を問い詰める時は威勢がいいのに問いつめられるとマズイ対応を連発する体質は早急に改善してもらいたい。
「明らかな不祥事はまず謝罪する」「警察の捜査にはきちんと協力する」「党首を筆頭にトップが前面に出る」この3点を守るだけでも印象はかなり良くなること請け合いである。
今回の社民党の対応は「雪印」「日ハム」と同レベルである。共産党(他党も)は「反面教師」として下さい。