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辻元清美は、治安維持法犠牲者第一号である

2003/7/20 長壁 満子、40代、金融

 ちっぽけなニホンという島国で、軍事クーデターが始まった。
 強大なテロ国家の仲間入りをしたい輩が、より小さな国の権力と金をターゲットに、小国民をてなづける。
 米国の言いなりになるなーーという声を
 殺戮やめよーーという声を
 戦争ではなく平和外交をーーという声を
 聞き捨てならぬと、とがめだて、
 活動で転んだすね傷を見つけて、鬼の首。
 自らは、その何千倍、何万倍の悪さをしている輩が、火の粉を振り払うがごとく、見せしめ、魔女狩りに専念する。
 己の非をかくすために、ひと際大きな声でとがめだて。
 日本田んぼのあちこちで、付和雷同のゆでがえる。
 今や、国際法の要は、「ダブルスタンダード」という、ブッシュの「おきて」。この意味は、米国流民主主義。
 「民主主義」が今、束になって、辻元清美を生け捕り、小 さくなった「社民党」掃討作戦がはじまった。
 かつての、「米国のミサイルに反対した」田中真紀子は、個人にとどめ、口封じ。
 清美は、草の根反戦の声がうざったいか、とうとう、見せ しめである。
 さあさあ、有権者の民度が問われる。
 こんな、まやかしの「冤罪事件」におどおどし、バカマスコミの論調にのせられるのは、きまって、ゆで蛙。
 ここでこそ、賢い有権者は、肝に命じよう。
 今、辻元氏の背後で、誰が、どう、動いているか。
 マスコミは、どう、動くか。
 共産党の筆坂事件では、成果がないとおもった輩が、何をかんがえているか。
 戦時下の治安維持、レッドパージに酷似した、一連の流れに、目をむけよう。
 君が代、日の丸、からタマちゃん、白装束、愛子さま、長崎少年事件まで。
 アフガン攻撃、イラク戦争、という一方的なホロコースト。パレスチナでの弾圧、人権蹂躙。
 北朝鮮バッシング。貨物船の入港阻止にある意図を見抜く目を。
 この間、ニホン国内で、何が起き、何が動いていったか。
 教育現場で、金融界で、司法の現場で、何がおこっているか。
 ほんとうに、取り締まるべきは、なんなのか。
 優先順位は、なんなのか。
 イージス艦派兵、個人情報保護法案、有事法案、イラク特 措法案・・・
 さあ、いよいよ、言論弾圧、少数者の声がつぶされる。正 当な、異議申立て者が、掃討される。
 イラク占領地で、殺戮に加担させる法案が、この魔女狩り 裁判のもとで、通ろうとしている。