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民主の徹底抗戦ならず 小沢氏との合流は愚策

2003/7/26 しんぶん白旗、30代、団体職員

う~ん。やっぱり、無理だったか。
イラク復興支援特措法案の
成立阻止に敢然と立ち上がった
民主党の徹底抗戦は
26日未明の参院本会議にて
終止符が打たれた。
そして、自衛隊イラク派遣法が成立した。
過半数を制する与党は、やはり強かった。

しかし、民主党が
自衛隊海外派遣問題という
日本の安全保障の土台に関わる分野で
「戦場イラクに出すのはノー」
と声を上げた意味は大きい。

●戦闘地域の疑いがある地に
 自衛隊を派遣するのは
 日本が取るべき態度ではない

少なくとも、この一点で
あの菅直人が
あの鳩山由紀夫が
あの羽田孜が
結束したわけだ。
保革関係なく、
そして、誰が見ても
イラク法案が欠陥法案であることを
裏付けてくれた。

ただ、自由党との合流はいただけない。
民主党の良さは認めるし、
自由党にも魅力はあると思うが、
まぜこぜにするのは勘弁してほしい。
これでは
硬軟混ぜ合わせの党綱領改定案と一緒だ。
手打ちそばと茹で上げパスタを
混ぜ合わせ、トマトソースとソバつゆを
一緒にかけた
「パスタそば ペスカトーレ(わさび風味)」
は、やはり食欲をそそらない。
革命と改革をブレンドした綱領案。
小沢一郎と菅直人が同居するミックス政党。
こんなことで有権者の関心を集められると
思っているのだろうか。

まあ、これ以上言っても仕方がない。
小沢氏も菅氏も猛省し
政官業癒着打破と
平和日本の構築に向け
汗をかいてもらうしかない。