筆坂議員の辞職に関して、飲酒厳禁措置の撤回など、児戯に等しい対応をとられています。少なくとも、飲酒の禁止など幼稚園の生徒並の話で、呆れてしまいます。撤回はされましたが、批判が有った上でのことで、それまではその措置が正しいと思っていたのでしょう。
本当に、重大な事件で反省しているのなら、トカゲの尻尾切りでは無く、書記長などトップの辞職でしょう。
しかし、セクハラへの正しい対応は情報公開です。プライバシー云々が情報公開できない理由とされていますが、刑法犯罪である強姦などの事例ではないでしょう。どのような事例が、今回セクハラの対象となったかを明らかにするのが問題の再発を防止する重要な観点だというのは常識です。セクハラ内容の公表が、何故被害者のプライバシー侵害になるのでしょう。否、ある種公人としての党員であるなら、事実公表により世間に警鐘を鳴らす意味もあると思います。
セクハラが劣悪な刑法犯罪に等しい行為なのは、権力の行使という側面があるからです。多くは、男性という女性に比べて力の強い個体の横暴だと思いますが、もっと大事なのは、政治的・立場的優位を元にする行為です。今回の事例が、どのような内部の力関係によって生じたかを明らかにすることは、ひょっとして組織内部に封建的主従関係が築かれていたのではないですか?自由にものが言えない雰囲気があったのではないですか?
少なくとも、今回の件はブラックボックスの存在を明らかにしただけで、臭いものに蓋の印象しか残していません。