はじめて投稿します。
最近、このサイトを知り読ませていただきました。わたしは党歴は長いのですがマルクスもレーニンも読んでなく、不勉強なものですから理論的な物言いはできません。
感じたことを2・3述べさせてください。
こんどの、「日本共産党綱領(案)」、不破さんの提案報告(赤旗6.28)、結語(赤旗6.30)を読んで、皆さんが懸念されているように、綱領路線が変わったのだと思います。そしてどなたかが言われていたように、不破綱領というべきものになっているのでしょう。
ただ、個々の内容には不満もありますが、大筋では今日の状況を切り開く姿勢はあると思います。
心配はそれが全党の力になるのか、社会にインパクトを与えられるのかということです。率直に言って、支部の会議等は赤旗の読み合わせや赤旗の拡大報告をあまり覇気もなくやっているのが現状ではないでしょうか。これでは議論は起こりません。
それはたぶん、共産党の組織が論議を尽くして新たなエネルギーを創出する構造になっていないからだと思います。少数意見や反対意見を全体で討議する場がないので議論をやめ、会社でいえば上からの命令待ちになっているのでしょう。
やはり、民主集中制の組織原則では、上意下達になってしまいます。これからの組織にあっては、どれだけ民主主義を内包しているかが、新たな人材も生み、組織を活性化させるのだと思います。
「仏作って、魂入れず」にならなければいいがと心配します。
もう一点は、議会の多数派になることを性急に求めようとして、変革の運動にあまり創意がみられないことです。左翼全体が停滞している今は仕方がないのかもしれませんが、党の活動が選挙運動にばかり集中しているように思えます。
運動に奥行きがなければ活動は停滞します。活動家の文化生活がカラオケだったりしたら、ちょっとさびしいですよね。
最後に、北朝鮮の問題に一言。北朝鮮に強制収容所があったり、中国側に逃れた脱北者が非人道的状態におかれていることに共産党は何もコメントしていないのではないでしょうか。共産党は人道問題として中国に保護を要請し、北朝鮮には抗議をすべきだと思います。何の罪もないひとたちが虐待をされているのに、何もしないでいて、どうして平和運動ができるのでしょうか。