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天皇制、自衛隊の容認

2003/7/12 大歩危、50代、公務員

 日本共産党が天皇制と自衛隊を当面容認する方針を出したが、その理由は、各種世論調査で天皇や自衛隊が90%以上の支持を得ているという事実に尽きると思う。
 本音は「天皇制は廃止し、自衛隊は解散させたい」ということであると思うが、日本共産党は、日々実践が必要な社会的存在であり、国会をはじめとする各種議会運営や各種選挙を戦わなくてはならない。
 即ち、毎日毎日、自民党をはじめとする各種政党と議論を交わすとともに、各種選挙等で国民に呼びかけなくてはならない。
 この点は宗教団体や学問の教義とは、はっきり区別して考慮してやらなければならない。
 この実践感覚が、天皇制や安全保障がテーマとなる度に、90%を超える国民の反対を甘受しなくてはならないし、野党共闘もままならない事態を少しでも緩和したい心理が天皇制や自衛隊を一時預かり、即ち当面容認にしたと私は分析します。