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「違法入植者」という表現を使われています。しかしそもそも、占領地にたいする民間人の入植活動は、ジュネーヴ協定にてらして、すべて「違法」なのです。ところがマスコミは、このことにほとんど留意してる様子がありません。
さて、ロードマップの第一段階では、パレスチナ側は「テロ」の放棄と武装解除を求められています。ところがイスラエル軍はただ自治区から撤退するだけでよいのです。
また、ジョン・ヘイギーというより、シャロン自身が、ロードマップを無視し、「分離壁」の建設を進めています。しかも、グリーンライン（１９６７年の占領以前の国境線）を大きく食い込む形で。
このように、パレスチナ問題をめぐる（言論）状況は、パレスチナ側に圧倒的に不利な、「差別」によって特徴づけられています。
わたしはロードマップを全否定しませんが、こうした差別構造が温存されたままでは、楽観的な見通しは立てられません。「オスロ合意」破綻の二の舞になりかねません。
長壁さんは、執念深く、人間の情念を正確にくみ取ろうと、心の叫びそのものを見つめようと、されているのでしょう。これは、そうした差別構造を告発する一環なのだと思います。
正しい解決の答えに導くことができる機能を持つ言説かどうか？ 赤旗がテロ非難の記事だけで埋め尽くされたら、存在価値がなくなるでしょう。道理と力と切迫感をもったきれいごとでない物言いが必要です。
さて、わたしにその答えを提案させてもらえば、それは、イスラエルに国際刑事裁判所設立条約を批准させることです。そうすれば、入植・民間人殺害などはジュネーブ協定違反で一発です。
しかし、アメリカの「ユダヤ人」は企業献金などの力で、議員に圧力をかけるのでしょうね。
そこで日本が、同条約を批准することで、アメリカに圧力をかけるべき。
日本にそうさせるには、「平和の党」公明党にせまればいいのです。
イスラエル型アパルトヘイト体制＝“陸の孤島”への「ロードマップ」
－－米・イスラエルはパレスチナ内戦を要求している－－
Roadmap To Apartheit Of Israeli Version -- US and Israel requiring the civil war in Palestine --