7/3の『精神病院化』云々の最後のパラグラフは、あなたの怒り、憤りの表れを比喩する表現として、お書きになったのかもしれませんが、精神医療における外科的な「治療」の悲惨で非人道的な歴史を知らない表現です。事実と歴史をふまえた患者の基本的人権という視座がないと、世の中に悲憤慷慨する少数のエリートの倒錯に陥ります。精神障害者に対する許しがたい「差別発言」などと言挙げするつもりはありませんが、ロボトミーは特定の民族や障害者、病者に強制された「不妊」や「断種」の手術につながる「技術」だったことを、この機会に学習してください。貴女とは時代に対する認識で多くを共有できるだけに、自分たちを「正気」の側におくのではなく、歴史に学びつつじっくり陣地の防御と拡大に力をそそぐことを期したいと考えます。