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ある思い出

2003/7/6 星鈴、50代以上、末端労働者

 私が学生時代、共産党入党を勧められた。その時、新左翼の友人から、「止めておけ、共産党に入ってみろ、女と酒が厳しくなるぞ。お前みたいに昼間から、ビール片手で風俗店に出入りしている人間が我慢できる訳がないだろう。酒と女を止める決心がないと無理だな。」と言われ入党しなかった。
 そうした私から見れば、確かに女と酒にだらしがなく、こんな人間がなんで党員なのかと思われる人もいたが、一般的には修行僧と思われる程ストイックで真面目な党員が多かったように思う。少なくても私の周りの専従と呼ばれている人には多い。
 もっと羽目を外した方が、人間的かなとも思いつつ、そのストイックな生き方には、ある面尊敬もしていた。そうした人から見て、今回の筆坂氏の問題はどう映っているのだろうか。ある専従の人は言っていた。酒は好きだが、外で飲んだこともない。1升千円以下の安酒を家でちびりちびり飲むだけである。別に外で飲まない規律を守っている訳ではなく、飲む金がないのである。また女房以外の女に手を出さないのも、もてないこともあるが、党員としての最低限の義務だと思っているからである。それなのに、この前の選挙の慰労会で、議員等の見せた醜態には驚かされた。常連としか思えないほど、酒の席でも、2次会のカラオケ店でも堂に入っていたと。
 倫理観もないような議員や幹部なら、お仲間が沢山いる自民党にでも行けばよいのである。志位委員長は、迷走発言などする前に、こうした末端で頑張っている方々に謝罪すべきではないのか。あるいは常幹や中央委員の禁酒を徹底した方が、よほど喝采を浴びると思うが。